ノルウェーでコロナの検査を受けてみた

先週頭のこと。

実はノルウェーに来てから1度も病院にかかったことがなかったのですが、同居人がしばらく熱を出していたのと、私も日中ぼーとしてしまったり、疲れやすかったりと不調が続いていたので、念のためコロナの検査を受けてきました。どちらかというと年々ひどくなっていっている気がするアレルギーの症状(年中くしゃみをしている)を疑っていっていたので、本当はアレルギー検査に行きたかったのですが「コロナ優先!」という友人の言葉もあり、検査結果を待ってからということになりました。

結果は陰性。

決定的な症状があるわけではなかったので、正直楽観していましたが、それでも結果を知るとほっとするものですね。

ノルウェーには、市民それぞれに 「Fastlege(ファストレーゲ)」と呼ばれるかかりつけ医がおり、緊急の場合以外はどんな症状であっても自分の担当医をたずねるのが通常ですが、コロナの検査は別回線でした。

いずれにしても、社会保障番号が割り当てられていることが前提なので、外国人であればななにかしらのビザを保持し、長期的に住んでいる場合に限りますが、担当医の変更や診察の予約はHelsenorgeという専用サイトから一括でできるのがとても便利です。ただし即日予約が可能とは限らないのがノルウェーらしいところ、空きがあっても数日後なのが通常です(緊急を要する場合は、24時間体制の「Legevakt(レーゲヴァクト)」へ。それでも数時間待たされるそうですが😅)。

別回線といえ、こちらもHelsenorgeサイト内の専用ページを通して申し込みました(電話もいけるみたいですが、非常に繋がりにくいと聞きました)。費用は無料。

その日はたまたま空いていたのか、申し込んだ直後に検査場所と時間が記載されたショートメールが届きました(症状が重く、感染の危険がある場合や自宅検疫中の場合は、厳重装備で自宅まで来てくれるそう)。

21時半という遅い時間のアポ。検査場所は、最寄りと言っても2.6キロ離れた大きな病院。雨の中徒歩で向かいました。

問診なし、うわさに聞いていた鼻と口の奥の粘膜を綿棒に擦り付けるいわゆるPCR検査は、ものの数数十秒で終了。痛くすぐったい感じがあるけどほんとに一瞬でした。担当者の手際の良し悪しによるかもしれないですけどね。

結果は3日後にサイトのマイページに反映されていました。

まあコロナじゃなかったということで、ひとまず安心しましたが(人一倍衛生に気を遣っている身近な友人が春先かかってたので他人事ではないんですよね)この冬〜来年の春にかけてどうなるのか予測不可能ですし、今後も油断せずに生活したいものです。少しでも不調を感じたら自分の身体と気持ちを優先して休む、無理して友人との約束を続行しないなど(仕事も同様)。

マスクをする習慣が一切なかったノルウェーでも、最近ようやくラッシュ時の公共交通機関利用者へのマスク着用呼びかけが始まっています。一時より規制が緩くなっているのか、厳しくなっているのか...マスクに関しては日本人からすると今更感も否めないですが、新しい習慣が浸透するには、なんでも時間がかかるものだということを改めて実感。

この写真はコロナとは関係ないですが、私が普段気まぐれに服用している市販の(薬局で買えるやつ)アレルギー薬。今週にでも新しいアポをいれてアレルギー検査に行ってきます!

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