守備の綻びが招いた痛恨のドロー、シティ、パレスに2度リードを許す【マッチレビュー】クリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ【PL24-25 第15節】
プレミアリーグ 2024-25 第15節
日時:2024年12月8日(日) ※日本時間
会場:セルハースト・パーク
試合結果
クリスタル・パレス2-2マンチェスター・シティ (HT1-1) (終了2-2)
クリスタル・パレス:ダニエル・ムニョス 4'、マクサンス・ラクロワ 56'
マンチェスター・シティ:アーリング・ブラウト・ハーランド 30'、R. Lewis 68'
試合の展開:前半
【MCI マンチェスター・シティ】前節久しぶりの勝利を上げたシティ。今節は、ウォーカー、ルベン・ディアス、グヴァルディオル、リコ・ルイスの最終ラインでルベン・ディアス、グヴァルディオルが2CB。前節守備をリードしたアケ、アカンジらは負傷により欠場。試合開始後、やはりシティがボールを握っていく展開。
【CRY クリスタル・パレス 先制 1-0】4分、早速試合が動く。中盤の攻防でシティが奪われ、大外からの展開。ヒューズからのパスを受けたムニョスが右足でオルテガの守るゴールを破る。ウォーカーがラインアップできずオンサイド。シティは中盤でのロスト後、フィルター機能がなく、あっという間にフィニッシュまで展開されてしまった。
【MCI】シティの攻撃展開としては左のマテウス・ヌネスからクロスを上げていく場面が見受けられる。また、デ・ブライネ-ハーランド間のシンプルな二人の縦関係のプレーから特にチャンスが生まれている。
【MCI】ギュンドアンのボックス外からのシュートは惜しくもポスト直撃、そしてそれを拾ったサヴィーニョのシュートも枠外へ。今日も一点が遠い。
【CRY】多くの時間シティが保持する中、パレスが奪取した際には、中盤で制限をかけることができず、フィニッシュまで行き着く場面が多いが、ルベン・ディアスが決死のブロックをみせる。
【MCI 同点 1-1】30分、シティが同点に追いつく。左サイドからファーポストに向かってクロスを放ち、ハーランドが競り勝ち、ボールはゴールへ吸い込まれる。
試合の展開:後半
【MCI】後半開始後、3-1-5-1の形でシティが保持を続けていく。パターンとしては、マテウス・ヌネスからの展開を探っていくが、一度戻して機会をうかがっていく。一方、ひとたびボールを奪われれば、ボックス付近までの到達を許している状況で、エゼらにフィニッシュを許している。徐々にシティのボール回しにもエラーが見られ、特にパレスのプレッシャーの強い場面ではエラーを連発。
【CRY 2-1】56分、ヒューズのコーナーキックから、ラクロワがボックス中央でウォーカーを抜いてヘディングシュート、オルテガの頭上を越えてパレスの2点目となる。
【MCI 2-2】68分、中央でデ・ブライネのワンタッチからベルナルドがうまく前のリコに預けるパスを放ち、リコは左上隅に強烈なシュートを決める。ボールロストが目立っていた中だったが、攻撃面で貢献を示す。
【MCI】79分、サヴィーニョに代えてドクを投入。右サイドで起用。
【MCI】84分、リコ・ルイスがファールをとられ2枚目のイエローカード。残りの時間を10人で戦うことを余儀なくされる。
シティとしては連勝を飾りたいところだったが、試合はボールこそ握っていたものの、クリスタル・パレスにリードを許す展開で、なんとかドローという内容だった。やはり守備面での課題が露呈し、特に、早い時間での失点や、簡単にリードを許してしまうなど、どの試合でも同じ課題が続いている。