一時は逆転を許すも、しっかりと勝ちを持ち帰る好調リヴァプール【マッチレビュー】サウサンプトンvsリヴァプール【PL24-25 第12節】
プレミアリーグ 2024-25 第12節
日時:2024年11月24日(日) ※日本時間
会場:セント・メリーズ
試合結果
サウサンプトン2-3リヴァプール (HT1-1) (終了2-3)
サウサンプトン:アダムアームストロング 42'、M. Fernandes 56'
リヴァプール:ドミニク・ソボスライ 30'、モハメド・サラー 65', 83' (pk)
試合の展開:前半
【LIV リヴァプール】代表ウィーク明けの試合。スタメンのうち南米組はヌニェスのみの布陣。
【SOU サウサンプトン】セインツ(サウサンプトン)は非保持では5-4-1、保持は3-1-4-2の布陣。ダウンズを中央のセンターバックで起用する。序盤、後ろからつないでいこうとするも、大事には至らないが、リヴァプールのハイプレスを受け、少々危なそうな様子。その後、つなぐ意識はやはり高く、リヴァプール陣内でボールを回していくが、出しどころに困ったところを、奪取されサラーに一気に運ばれる。
【LIV】7分、GKケレハーからの精度の高いロングフィードで、前線のサラーに一気につないでいく。
【LIV】14分、ひとたびボールを奪えば、5バックを組まれてもボックスまで侵入しフィニッシュまで至ろうとするリヴァプール。対してマッカーシーがナイスセーブをみせる。
【LIV】20分頃、リヴァプールは押し込んだあと、左サイド ガクポのところから機会を伺っていく。低い弾道のファークロスをボックス手前から入れていき、サラーにつながるが、ここもマッカーシーがセーブ。セインツ 身長163cmのフレイザーのところをクロスで抜けていこうという試み
【SOU】リヴァプールがボールを後ろに下げた際には、ある程度ラインを上げて、前線はマンツーマンぎにみつかまえにいく。
【LIV】ほぼリヴァプールが保持し続け、ボックス外からシュートを払っていくがマッカーシーが続けてセーブをみせる。
【LIV 先制 0-1】30分、リヴァプール先制。セインツGK マッカーシーがすぐ前のフェルナンデスにボールを出し、フェルナンデスはボックス外をドリブルで回ってからバックラインのダウンズにパス、タウンズは外に出そうとするが、エリアの端にいるソボスライの足元にボールが直接渡る。ソボスライはファーポストへ見事なゴールを決める。セインツ、後方からのつなぎに固執しての残念な形。
【SOU 同点 1-1】42分、ドリブルで持ち運んだディブリングがボックス進入時に倒され、エリア外かどうかVARも介入するがPK判定。キッカー アームストロングのシュートをケレハーは一度はセーブするが、弾いた球をアームストロングが沈め、1-1同点。
狭いところでつないでいき、自滅といっていいような展開で失点をしてしまったセインツ。リヴァプールに流れがいくかと思いきや、ディブリングが仕掛けからPKを獲得し、アームストロングが決めて、同点に至る。セインツとしては悪くない展開、リヴァプールもまだ焦る状況ではない中、ハーフタイムへ。
試合の展開:後半
【SOU 逆転 2-1】56分、セインツが見事なロングカウンターで逆転。ディブリングは右サイドのハーフウェイラインでボールを受け、リヴァプールのディフェンスの背後を走るアームストロングへパスを供給、一気に持ち運び、ボックス内で3人を引き付けながら、走ってきたフェルナンデスへパス、ファーポストにシュートを決める。見事なカウンターで逆転。
【LIV 同点 2-2】65分、センターサークル付近から、グラーフェンベルフが右サイドのサラーへ素晴らしいパス。オフサイドのように見えたが、ギリギリ オンサイドのタイミングでサラーはバックラインを突破。駆け寄ってきたマッカーシーの横を冷静にかわしてボールを流し込んだ。
【LIV 勝ち越し 2-3】ボックス内でボースを収めようとした菅原、胸に当たったあと腕にあたりPKの判定。キッカーのサラーは、左上隅にボールを決める。マッカーシーは方向を読んだものの、サラーのパワーと正確性が上回る。リヴァプールが再び勝ち越し。
一時は逆転を許したリヴァプールだったが、結果的にしっかりと勝ち点3を持って帰る展開となった。スタッツ的にはリヴァプールに軍配が上がっておかしくない内容ながら、セインツはディブリングらの奮闘により途中までは比較的善戦。しかし、不運なPK献上もあり、試合を落としてしまう。いい攻撃もできているので、後ろからのつなぎで自滅するような失点さえなければという感は否めない。