国際協力をしている学生が知りたい!ソーシャルビジネスで起業することの違いとは?
「学生の時の国際協力とソーシャルビジネスって何が違うの?」「海外で起業したからこその苦労ややりがいは?」
ボーダレスの若手メンバーが学生の時に聞きたかった質問に対してゲストに本音で答えてもらう、#ぶっちゃけどうですか シリーズ。
今回のテーマは「海外での起業」。実際に海外で事業を行う起業家に詳しく聞いてみました。
※この記事は、以下のイベントの内容を一部抜粋し作成しています。
答えてくれた人:
Q.ソーシャルビジネスと学生時代の国際協力ボランティアとは何が違うの?
ー峠さんの学生時代の国際協力ボランティアについて教えてください。
峠:僕は、学生のときJICAでの水産開発支援と、フィリピンのサトウキビ農家の収入向上のためのお土産事業をしていました。一緒に活動していた人たちのほとんどは帰国後、別の形で就職をする形になりました。
もちろん、それが悪いというわけではないのですが、学生の時の活動というのは、ほとんどの場合「一時的な支援」にとどまってしまうことが多いと思います。出会った貧困層の人々は支援対象はあるけれど、その人生に責任を持つことはない。もちろん責任をもって携わってはいるけど、半分は勉強のための活動でもありますよね。
ー支援の動機や行動は似ているように見えて、根本が全然違うということですね。
峠:学生時代と違うのは「僕はもう逃げられない」ということ。鶏舎を建てて養鶏で生活をし始めた農家のみなさんの人生を背負っています。僕が逃げたら、彼女たちの生活は元に戻って再び貧困状態になるし、子どもたちは学校を辞めることになるでしょう。
「逃げられない」というとマイナスなイメージになっちゃいますが、起業をしたことで、学生時代には出来なかったことも実現可能になるし、問題解決にまっすぐに向き合うことが出来ています。
Q.JICAからソーシャルビジネスの起業家に転身した理由は?
ー原口さんがJICAに入構した経緯を教えてください。
原口:学生時代は「貧困をなくしたい」という想いから、それを最大で最短でインパクトを出せるであろう機関として国連を目指していました。国連で働く条件として開発分野の職務経験等が必要だったためJICAに入りました。
最初は「ソーシャルビジネス」とか「起業」という選択肢は、まったく頭にありませんでした。
ーそこからソーシャルビジネスの道を選んだキッカケは何ですか?
原口:もっと持続的な形で、現地の苦しんでいる人達を同志としてフラットな関係で何かできないか?と思ったんです。
それは、ビジネスをして現地の人たちに仕事をつくることかもしれないと考えました。仕事を得れば、子どもが教育を受けられたり医療を受けたりできるようになって、未来にとって持続的なのではないかと。
そして、支援や援助という分野から、未経験のビジネスの分野にキャリアチェンジしました。
Q.海外事業への不安に背中を押すキッカケはあった?
ー不安だらけの環境で起業することに対して、何が背中を押してくれましたか?
原口:ブルキナファソで民間の日本の企業は私一人だけ。不安はいろいろありますが、海外で起業するためのスキルやノウハウはゼロでいいんです。目的が先で手段は後で大丈夫。
手段は自分で工夫したり努力して得られるものです。必要なのは、自分が「この社会問題のためにやりたい!」と思うかどうかだけです。
自分自身の強い想いが、自分の背中を押すキッカケになるのかなと思います。
実際のイベントでは、ご紹介した以外にもたくさん質問に対して、ゲストの2人にぶっちゃけながら答えてもらいました。
参加者のみなさんから、のお声の一部を紹介します。
他に出た質問の一部もご紹介します。
海外で起業するのに必要なビジネススキルは?
人のためにと思いすぎて自分を大切にできていない気がします。そんな時はどんな思考が大切ですか?
自然相手の事業を持続させるために考慮していることは?
自分のやりたいことをどのように言語化していった?
なぜボーダレスでやるのか?
動画をノーカットで見たい方はこちら
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