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夏の加湿機

こんにちは。ぼーんぐんです。

猛暑をどのように過ごすのが良いのかと、毎年同じテーマに悩むところです。

みなさんはどんなポイントに気をつけて過ごされているのでしょうか。

よく情報番組で耳にするのはこんなこと。

第一には水分補給でしょうね。こまめに水分を摂取し脱水症状を防ぐ。確かに大事です。また合わせて塩分の摂取もよく聞きます。汗で失われる塩分を補うのが重要だからです。

私もこの時期"ペットボトルの水と塩飴"を持ち歩くようにしています。

そして次に、通気性の良い服装で直射日光を避けた生活を心がける。涼しい場所で過ごすことが大切だと続きます。

これは言われずとも自然とそうなりますが、都市部に住んでいますと、涼しい場所の確保がとても難しい。

"コンクリートジャングル"という言葉通り、隙間なく建物が密集してきますと昔の様に窓を開け放しても、とても涼しい自然の風が部屋を吹き抜けてくれることはありません。

下手をすると、お隣のエアコン室外機の熱風が吹き込んでくるお宅すらある始末です。

そうするとどうしても自宅もエアコンや扇風機といった人工物のお世話にならざるをえません。

しかしご存じですか。

これらを使って室内の温度を下げても歳を重ねるほどに体調を崩すこともあるんです。

それは熱中症を避ける意味でつけたエアコンが部屋の過剰な乾燥を招き"喉"へ影響するからです。

テレビで繰り返し流される室内での高齢者の熱中症問題は、周囲の気遣いもあって一定の効果を発揮しています。

ところが果たしてエアコンで冷えた部屋が高齢者にとって快適なのかは別の問題の様です。

高齢者にとっては、肌に直接当たるエアコンの風が苦痛だったり、体が冷え過ぎてしまうこともあります。

若い世代の快適な環境が高齢者にとっては不快な場合もあるということ。

この点を気づいてあげないと、良かれと思ってエアコンをつけたことが逆に高齢者の体調不良を引き起こすことにもなりかねません。

高齢者は体温調節が苦手です。肌の感覚が鈍くなってるんですね。

周りがご自身の温度感覚で判断することが良しとして押し付けがちですが、実はそうとも限らないということです。

そして温度とともに気をつけなければいけないのが先ほど触れた湿度の問題です。

まずエアコンの仕組みをご存じでしょうか。

エアコンを通る空気は冷却器を通ると、その冷たい表面で水分が凝縮し結露となって外にどんどん排水されるんです。

湿度がどんどん失われるってこと。

その結果どうなるか。

皮膚や髪の乾燥を引き起こしたり、喉の渇きや目の乾燥を感じることになるんです。

みなさんも経験ありませんか。

就寝時エアコンをつけっぱなしだと、朝、目覚めると喉がガラガラになってること。

「きっと口呼吸してるんだ」

なんて思ってる方も多くいる様ですが、エアコンによる部屋の乾燥が原因だったなんて理由もありますから、一度、湿度計で確認してみることをお勧めします。

一般的に夏の快適な湿度は50%から60%程度です。この範囲内であれば過度な湿気も乾燥もなく健康的に過ごせるのです。

これを大きく下回る様だと要注意です。

あなたの大切な小さな子供や高齢者は大丈夫ですか。

どうぞご自身だけではなく、周囲の方の体調に気を配り、体調不良の兆候があればすぐに対処してあげてください。

乾燥対策は濡れた洗濯物の室内干し、濡らしタオルを吊るしておくだけでも大丈夫ですから是非お試しください。
 
さらにしっかり潤い対策をするならば、夏場の加湿機やマスク利用もいいですよ。

世界的な感染症が再流行の兆しだとニュースで報じていましたが、喉を痛めて夏風邪をひくなど体調を崩せば自ら呼び込んでしまいます。

くれぐれも乾燥しすぎにはご用心くださいね。


#猛暑の過ごし方

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