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長期休みに意識したい!フロー型・ストック型の知識の入れ方

大学生が春休みにはいったらしい。

今私はコーチングのコーチをしており、未来に希望をもつ大学生と日々話している。
話をさせてもらう大学生は皆、旅行や読書、インターンを頑張るなど、やりたいことを考えて、春休みを楽しもうとしている。

"自由にやりたいことを想像し語っている学生"をみると爽やかな気持ちになる。
シーブリーズやポカリスエットのCMで表現されているような、放課後の私たちだけの空間をテレタビーズの太陽の立場で居座っているような、そんな気持ちになる。

引用:YouTube Teletubbies

学生の長期休暇はかけがえのない時間であり、今の学生たちにも存分に味わってもらいたいと思う。

そんな風に、のほほん( ´∀`) とする私がいるのと裏腹に、
「長い休暇をどれだけ有意義に使うか?」を問う私がいたのも、残念ながら事実だ。

自由に使える時間を使うのは初心者な大学生。
やりたいことが溢れてくる大学生。

今は持ちあわせてない視点を持つことで、少しでもその時間への力が強くなるように。

「長期期間で新たに知識を取り入れたい!勉強したい!」
と決意を決めた学生と

~どんな知識をどのように取り入れるか~

について、一緒に考えたことをここに記載する。

「フロー型知識」と「ストック型知識」

知識を2つに分けてみた。

1. フロー型知識

~ 消費される知識 ~
すぐに使えなくなるかもしれないが、活用すれば短期的な成果につながる。

・ すぐに活用できる
・ 変化が激しい
・ キャッチアップし続ける必要がある
・ 使いこなすことで成果につながる
・ AIや仮想通貨、最新のマーケトレンドなど

料理に例えると、新鮮な野菜を仕入れるみたいな感じ。
鮮度が重要で使い切る必要があり、使いきれないと無駄になる。

日々移り変わる野菜のトレンドや状態をキャッチアップして自分の料理に取り入れることがおそらく、料理人には必要だろう。

2. ストック型知識

~ 蓄積される知識 ~
今すぐには役立たないかもしれないが、時間が経つほど価値を発揮する。

・ 長期的に価値がある
・ 一度得たら時間が経っても使える
・ すぐに役立たなくても、蓄積されると深みになる
・ 思考の基盤をつくる
・ 歴史、哲学、思考フレームワーク、教養など

料理に例えると、調味料やレシピを知るみたいな感じ。
知っていればどんな食材も美味しくできるみたいな。

料理の腕前を安定的に発揮するには基本的なレシピは知っておかなければいけない。

フロー知識で多彩になる? ストック知識で装備強化する?

では、この自由な春休みには、どのように知識を取り入れればいいのか?
個人によって最適解が異なるため、ここではパターンを提示したい。

自分に合うパターンを知ることで知識を取り入れる質が変わる。

1. 衝動突破パターン(フロー型優先)

【特性】
・ 何かにワクワクする瞬間が多々ある
・ まずは動いてみたいタイプ
・なんでも興味がもてて動いていたいタイプ

この特性をもつ人は、フロー型知識を先に入れ、アウトプットを根気強く行う中で自己理解を早い回転数で学習する。

そして、ある程度好きや得意などが見えてきた時に、ストック型知識を取り入れて高めていく。

  1. 興味のある分野に飛び込む(フロー型知識)

    • YouTubeや記事で概要をサクッと学ぶ

    • 実際に体験する(SNSで発信、サービスを使ってみるなど)

  2. 続けたくなったら、その分野を体系的に学ぶ(ストック型知識)

    • 書籍・講座でその分野で長期にわたって染み付いている思考ややり方を知る。

    • じっくり思考し応用できるように装備する

私の場合
趣味の分野はこの衝動突破パターンになりがちだ。

趣味であった、現代哲学や茶道などは、とりあえずYouTubeとかSNSとかで情報をざっとみたり、気軽に参加できるイベントに行ってみて、自分の衝動を満たした。
その好奇心が一定を超えるとより基礎的なものを学ぶようになった。

この方法はすぐに自分自身に変化が起きたり、感情や直感で動くものなので、常に心が高揚している状態になり、幸福度が高く維持できる!

しかし、興味がもてなかったらすぐに飽きたり、応用がつきにくかったりする。

2. 基礎固め安定パターン(ストック型優先)

【特性】
・ 何に興味があるかわからない
・ いろいろ手を出すと飽きるタイプ
・何かを自分に積み上げている感覚を求める

この特性を持つ人は、まずは自分の装備力を高めていき、日々の生活などに応用していく。

  1. まずは、普遍的な知識をストックする(ストック型知識)

    • 論理的思考や歴史上の人物の考えや名言など、いつでも応用活用できる思考方法

    • 英語やプログラミングなどのツールとして使う言語

  2. なにかに興味が出てきたら、応用的なフロー型知識を取り入れる

    • 少しでも興味がもてた分野の最新の話題やトレンドを取り入れていく

これは、"何か積み上げている感覚がないと動けないタイプ"に適するパターンかなと思う。

すぐに成果がでるパターンではないが、学びは持続しやすい。

このパターンの人が後に陥りやすい悩みとしては、
「やりたいことがない」となることが多い気がしているので、
この知識の取り入れ方を考えるとは別に、行動する意識は必要だ。
これはまた別で話したい。

3. バランス万能パターン(フロー&ストック)

【特性】
・ ある程度、学びたい分野が決まっている
・ 役に立つ知識を "効率よく" 学びたい
・ 実践と理論を両立したい(PDCA回すが大っ好きな人)

ある程度の興味関心領域の方向性があるタイプの人。

  1. 学びたい分野を認識する

    • 職種:マーケティング、営業、コンサル、など

    • 業界:AI、金融、コーチング、など

    • 趣味:カメラ、ラテアート、茶道、など

    • 学問:心理学、経営学、文学、など

  2. まずは、基礎を固める(ストック型知識)

    • その分野で長く活用されている思考やフレームワーク、基礎技術など

  3. 実践しながらフロー型知識を取り入れる

    • トレンドや新しい技術を取り入れてやってみる!

私的にこの状態は学びの質が高くなるパターンだと思う。
基礎知識→実践→最新知識→実践→振り返り…..

私の場合、
新卒で入った会社で広告運用を行なっていたが、このパターンで学びを深めていった。

このパターンのデメリットとしては、学びの計画や振り返りをしっかりする必要があるのでそれが苦手な人は中途半端になりうる。

今の私に合うやり方を模索して実践

今の自分はどんな状態でどんなやり方が適しているのか。
それは自分に問いたり、人と話す中で意識することが大事なのかなー。と大学生を話しながら思った。

備考:衝動は大事にしたい

昨年読んで好きになった本をここで紹介する。
特に、"やりたいことがない" や "学びたいことがない"人におすすめ。


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