見出し画像

働く側にとっての“病院と在宅ケアの違い“ってなんだろう?【訪問看護ステーション開設72日目】

最近、上記のことを考える場面が重なり、今の時点での雑感をメモ^^。


「ホームとアウェイ」


以前、ご挨拶まわりに伺った総合病院の先生が、先方の看護スタッフさん交えて話しているときに、病院と在宅の違い、をそう表現されました。いわく、


病院はホームで患者さんご家族の対応をする形(≒こちらの都合を押し付けられる)


在宅ケア(特に訪問看護)は、アウェイに出ていく、アウェイで戦う商売。相手に合わせるしかない(だから大変だよな^^、)


と。

それまであまり自覚してなかったので、なるほどなあ、と勝手に納得したのでした。


2ヶ月ちょっと訪問に埋没してみて、今の時点でわかっているのは


アウェイに出ていくのが楽しくて仕方がない


ということ。アウェイに出ていくことの楽しさや面白さをenjoyできるタイプの人はこの仕事向いてるのかもしれません(まだ新米ですが、すごくそう感じます)


もちろん初めてのお宅に訪問するときは、“異文化体験“ですし、緊張もするし、疾患や病態によっては毎回必死に勉強しながら、というところはありますが。。。


楽しい、のでした^^。


仕事をしていてこんなにシンプルに”楽しい”、と感じたことなんて、50年近く生きてきて、あまり記憶がないです。今までのいろんな仕事は、それぞれにもちろん好きだし楽しいから続けていたわけですが、これまでのどの仕事よりも、興味深いことに「病院時代の看護師さん」という働き方よりも、今はシンプルに“楽しい“のでした。


働く側にとってのこの違い、ってなんなんですかね?


病院は組織構造がはっきりしていて、人も多くて、仕事量も多くて、事業資本も既得権益もあって。。。


在宅ケアが仕事量が少ないわけではないのですが、1人で引き受けられる利用者さんの人数に限りがあるので、事業所全体としても引き受けられる業務量に限りはあります。それは病院も同じはずなんですが、働く側としては、全体で何が動いているのか、今後どうなっていくのか、などが、もうちょっと見通しやすいというか、わかりやすい気がします。


そういう、働く側の「把握できてる感」の違いは一つ、ありそうです。

人数もウィルだと事業所のスペースの問題もあって、一旦10人〜15人程度のユニットを目指すので、一緒に働く人数も病院より少なく限られてます。これも「把握できてる感」に影響してそう。


利用者さんとの関係はご家庭に入り込ませていただく分、病院よりも濃くなる印象ありますし、頼りにしていただく関係性も少し違うかなあと思います。

利用者さんからいただく言葉でも、それは感じます。


興味が沸くのは、


それを作り出しているのは誰なのか?


という点。


病院だって誰も悪気なく、できればいい職場を作りたいと幹部は思っているわけで、それでもどこか非人間的な管理になったり、「病院都合」を患者さんに押し付ける構造になってしまうのは仕方のないことでもあり、、、


何のデザイン、なんの設計思想、当事者の心理の何が、そうさせているのか、に興味と思考の方向が向きますねえ。。。もと病院の事務方としても。


医療政策?病院の組織構造?経営方針?


なんかどれも違って、戦犯がいないような気もするというか、、、


逆の問いは


なぜ在宅のような関係性を病院の中では作れないのだろう?


という問いになりそうです。


まだまとまりませんが、働きながら自分なりの答えを探っていきたいと思います^^。



そして探求は続く。

画像1

サウナ友達のかいやくんが事業所に遊びに来てくれました〜^^。話せて楽しかった^^!忙しい中、ありがとう〜^^!また一緒にサウナイキタイ。







いいなと思ったら応援しよう!