リラックス・パフォーマンス公演「ジョン王」鑑賞
いつも映画鑑賞でお世話になっている字幕メガネのパラブラさんのメルマガで知った舞台「ジョン王」
東京公演で実験的に「リラックスパフォーマンス公演」というものが取り入れられると知りました。
超絶人気の小栗旬さん主演じゃ、どうせ抽選落ち、、と思いながら応募したのですが、まさかの当選!
行くっきゃない!
「何年ぶり〜?」って感じで渋谷へ。
ハチ公さんと記念撮影するための行列ができているのにはビックリ!
並ぶ気にはなれず、チャンプは遠目に偉大なるレジェンドとツーショット撮影しました。
会場はBunkamuraシアターコクーン。
当日受付でチケット受け取りだったのですが、窓口には手話通訳も筆談も用意されてて、、
でも、名乗る前に「松本様ですね」って。
申し込み時に、補助犬同伴についての項目があり、「聴導犬同伴」って書いておいたからでしょう。
チャンプを見て、=松本って分かった(バレた 笑)訳で、、、。
会場内は、車イスの方、白杖ついた方、そして手話で話している人たち、、もちろん一般のお客さんもいますが、やはり「リラックスパフォーマンス公演」ってことで、この回ピンポイントで申し込んだ人たちの率が高い!
今回、字幕はタブレットで見る方式。
字幕サポートもいろいろな方法があります。
国立能楽堂の時は前席の背面モニター(飛行機タイプ)
劇団四季や映画では字幕メガネ
そして、前回のゴーレムや今回はタブレット(手持ちまたは三脚固定)
それぞれ一長一短あるけど、やはりいろんな方法があると、取り入れる側にとっても選択肢あって、取り入れやすくなると思うのです。
今回、字幕タブレットの三脚を立てている人はパッと見15〜20人くらいだったでしょうか。
通路挟んで1、2列前には盲導犬ユーザーさんが。
他にもガイドヘルパーさんと歩いている方も見かけました。もちろん、車いすの方も。
第一幕80分、休憩30分、第二幕80分の長丁場。
確かに、何かしらの特性を持っていたら、「何かあったらどうしよう」と不安になる長さです。
普段、映画館でも、自分でも気づかないうちに、ちょっとでも音を立てたら、周りの人に迷惑なんじゃないかと、ほとんど微動ださずに観ているので、こちらの公演のように、「何かあったら出て行ってもいいよ」と言ってもらえることで、肩から力が抜ける気がします。
お子さん連れ、発達や知的に特性がある方も同じかもしれませんね。
今回、チャンプは人混みをたくさん歩いてきたこともあり、公演中、足元でぐっすり。
おかげで私は義時・小栗さんや片桐(刑事七人)・吉田さん、仮面ライダーウィザード・白石さん、警察犬ポインターの相棒(最後の警官)・高橋さんたちの演技に没頭することができました。
いつもテレビの中にいる人たちが、目の前で動いてる、喋ってる、歌ってる!
あー、本当にこの世にいるんだ、なんて思ってしまいました。(お隣の親子が時々オペラグラスで見てて、あの端正なお顔をアップで!と、お羨ましかったです。)
もちろん、声を聞き取ることも、歌を聴くこともできません。
でも、言葉や効果音を「音」でなく「文字」で見ながら、目の前で生の動きを見ていると、なんだか、セリフが、歌が、聴こえてくるような気がするのです。
あー、これが「生の舞台」なんですよね。
劇団四季より、知っている俳優さんがたくさん出ていたことで、テレビや映画とは違う、「生(なま)」感、「リアル」感がより強く感じられました
やっぱり好きだわ、舞台。
翌朝のNHKニュースでも取り上げられてました。
こんな機会を作ってくださったホリプロさん、UDCastさん、本当にありがとうございました!
ぜひぜひ、この「実験的公演」を機に、定期的に取り入れてください!
ニーズは絶対にあります。
これまで舞台鑑賞を諦めていたたくさんの人が、足を運ぶに違いありません。
最後に、、
会場を後にする時、ポスターとの2ショットを撮りたい!と苦手な自撮りに悪戦苦闘してる時、お子さんを連れた方が声をかけてくださり、撮ってくださったのですが、、
撮影後、そのお子さんがポスターのキャスト名を指さして、「これ、ボク」と!
なんと!!
「アーサー」王を演じた子役さんだったんです!
しかも、手話使って「ありがとう!」って!!
すごくないですか??
しかも、Twitterでも発見!!これって私とチャンプのことでしょうか。うん、そういうことにしておこう(笑)
いつかまたどこかの舞台で会えますよーに。
オグシュンも、コウタロウさんも素敵でしたが、最後に出会った笑顔と「ありがとう!」で、この可愛らしい俳優さん担になると決めた、五十路のおばさんは私です。