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経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(6)
(2)小売り全般に共通の課題1.物流費の上昇
3.物流の2024年問題
⇒この1.と3.に関してはすでに述べた通り、
①買い切り制&返品に該当する本を地域で活用できる道を探す
②地産地消ではないけど、データは輸送費がかからないのだから、印刷・製本する現場を各地で作れないか検討する
が個人的な解決案。
2.人件費など店舗運営に係る費用の上昇
⇒政府や都道府県、区市町村など行政側が
①経済全
経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(5)
19.文化拠点としての書店の重要性の理解の希薄化
・「一覧性」や「セレンディピティ」によって自身の視野が広がるという書店の意義や楽しさ、重要性への理解度を、本好きの地域住民の力を借りながら上げていきたい、といった内容。
⇒全国各地の地域住民が、草の根的かつ自発的に書店活性化につながる運動を始めるのを待っているだけではかなり厳しい。
事例を紹介したり、何らかの啓蒙活動や呼びかけが必要。
それは必
経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(4)
10.公共図書館の複本購入による売り上げへの影響
⇒これはちょっとピンとこなかった。「過度な複本購入」の具体例や行政による図書館の評価指標については別途調べたいと思ったけれど、今回の書店活性化にまつわる課題としては重要度が低い気がした。
11.公共図書館での新刊貸出による影響
・「新刊書籍を発売と同時に貸し出すことが書店店頭での売り上げ機会を奪うという意見」
⇒これもちょっとピンとこなかっ
経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(3)
p.10~ 3.書店活性化のための課題の整理(1)書店特有の課題1.来店客数の減少
・文化庁の2023年度の調査で、電子書籍も含めて1か月に1冊も本を「読まない」が過去最高の62.6%
⇒「国語に関する世論調査」が出典。全国の16歳以上3559人の結果
(「月に1冊も読書しない」が6割超 進む読書離れ 国語世論調査 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
⇒厳密にいうと、これは読者数の減少
経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(2)
p.5~ 1.本と書籍の役割について・(1)本の役割
⇒全面的に同意。うんうん頷きながら読んだ。
一つ加えるなら、「本」の質や内容も非常に重要であること。
・(2)書店の機能
⇒「読み手が出会う経路」というのは入手経路なのか本の存在を知るということなのか?
学校や知人からの紹介なども4つめに加えていいかもしれない。
・「このうち書店は、日本の文化、日本人の教養、さらに言えば日本人の人間力とい
経済産業省「書店活性化のための課題(案)」の初見メモ(1)
経済産業省書店振興プロジェクトチームがR6年10月4日に発表した「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」を一読しました。
初見メモを残します。
「関係者から指摘された書店活性化のための課題(案)」を公表しました。 (METI/経済産業省)
⇒パブリックコメント2024年11月4日まで募集してますよ!
なお、この初見メモを書いているのは、書店活性化に貢献したいという思いを15年ほど抱え
「町の書店を増やしたい」を考える 2. 増やしたいのは「誰?」「何のため?」
前回までのお話・・・1.増やしたいのか、減らなければいいのか
既存の書店も守りつつ、新規出店(既存タイプも新しいタイプも)も増えるといいなというお話と、それぞれについての考えの整理を行いました。
また、町の書店を増やすには以下の2つのアプローチが必要そうだと考えています。
①新規開店の様々なハードルを低くすること
②今ある書店も新しく開店する書店も、持続可能な仕組みや取り組みを考えていくこと
「町の書店を増やしたい」を考える 1. 増やしたいのか、減らなければいいのか
最初に私は「町の書店を増やしたい」派です。もちろん!
そしてこれは、世間一般でもよく見聞きする意見でもあります。
国としても、経済産業省が「書店振興プロジェクトチーム」を2024年3月5日に設置し、初の本格的支援に乗り出しました。(書店の減少は1990年代後半から始まっているので、30年もたってやっとですかという気もしますが。
追記:2016年に自由民主党による議員連盟「全国の書店経営者を支える