「好きな小説家さんの話」
こんにちは。古書店カンパニー「本のチカラ」です。
週に3日教える仕事をしたり、書き物をしながら、オンライン古書店をやってたりします。
今日は好きな小説家さんの話。
古書店カンパニー「本のチカラ」なので、やっぱり本の話もいっぱい書いていきたいです。
本当に雑多に、貪るように何でも読むんですが、
特に村上春樹先生と、森博嗣先生が大好きですね。
最初に読んだのは高校生の時、「ノルウェイの森」でした。
大学に入って、BOOKOFFという存在を知り(地方には無かったんです。同じようにタワレコやTUTAYAも衝撃的でした)、エッセイから連作、長編に至るまで全部読みました。
本当に全部好きって言いたいんですが、短編集もオススメです。
この「象の消滅」は、最初アメリカで発行された「The Elephant Vanishes」が日本語になったものです。村上春樹先生は自分で積極的に海外に進出して「ニューヨーカーという雑誌に載った最初の日本人作家」になりました。
「ファミリーアフェア」って短編が好きです。
最近は、「女のいない男たち」の中の「ドライブマイカー」が映画化されて大人気ですね。
表記は2,000円ですが、500円でレンタルも出来るみたいです。
森博嗣先生は「すべてがFになる」が有名ですが(僕も高校生の頃、一番最初に読んだのは「すべてがFになる」です)、
個人的には、「喜嶋先生の静かな世界」や
「少し変わった子あります」も好きです。
どちらも多作な作家さんで、エッセイも含めて出版されている作品はホントに沢山ありますが、著作のほとんど読んでいると思います。
山下和美先生の柳沢教授とのコラボが載っている、
や、
はナカナカ貴重な本です(それにしては安く販売されてますね)。
表紙は「ハチミツとクローバー」の羽海野チカ先生ですね。
ほとんど持っているので、いつか二人の専門古書店も始めてみたいと思ってます。1冊は必ず持っておきたいので、在庫をそろえないといけませんね。
ちなみに、最初の頃は、古書店カンパニー「本のチカラ」ではなく、専門古書店カンパニー「本のチカラ」として始めました。
それだと、需要も限定的だし、なかなかとっつきにくいと思うので、今のように何でも売る形に変化していきました。
でも、専門性の高い本屋は、オンラインなら可能で、一度ファンがつけば強いような気もします。
伊坂幸太郎先生もよく読んでます。
「モダンタイムス」、もう10年前の作品なんですね。
実は、経済小説も好きで、黒木亮先生、真山仁先生もよく読みます。
黒木亮先生、知名度が(僕の周りではかな?)そんなに高くないのですが、凄い面白いです。日本の経済小説って、人間関係とか、嫉妬とか、そんなツマンナイことに執着しているんですが、もっと広い視点で国際経済の事を書いています。こんな世界があるのかと新鮮な気持ちで読みました。
これは二作目のエッセイ。まずは気軽に読んでみたいなと思った人は、こちらがオススメです。
真山仁先生は、「ハゲタカ」がドラマ化、映画化されたりしてますね。
シリーズ四作目「グリード」面白いですよ。これはまだ映像化されていないと思います。
経済つながりでオススメなのは、マイケル・ルイスさんです。
最初の作品「ライアーズポーカー」から4作翻訳されているのかな、
2016年公開された映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』原作の、
は難しい経済用語が出たりはしますが、そんなのが気にならないくらい魅力的な作品です。リーマンショックとかサブプライムローンとか、なんのことだろうなぁって思っている人も読んでみて下さい。
それから、最近は、今頃ですが、高杉良先生を読むようになりました。まだ10冊ちょっとですが、昭和感みたいなものが一周回って面白く読めたりします。
好きな小説家さんは、まだまだいます。
好き過ぎて、自分の中で納得(?)してしまっていて、小説家さんのことを今更文章にしても(他の人も書いているだろうし)って思っていたんですが、書くと楽しいですね(笑。
本との出会いは一期一会です。
後で読もうと思っていても、機会はすぐに失われてしまうかもしれません。
たまたまこのnoteの記事を読んだ人も、ホント、ちょっとした出会いで人生が変わると思います。
ここから買って読まなくても、ふと本屋に足を運んだ時とかでも、良かったら読んでみて下さい。
今日は、好きな小説家さんの話でした。まだまだあるので、また書いてみたいと思います。
古書店カンパニー「本のチカラ」です。今は本が売れない時代ていますが、読む喜びが消えたワケではありません。本との出会いは一期一会です。その時の出会いを大切に、本を一冊手に取ってみて下さい。サポートして頂いた分は、ありがたく古書店カンパニー「本のチカラ」の活動に使わせていただきます。