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どんなお店にするか -「考具」を読んで-


こんにちは。ブックスタンドYoriです。


私は今「どんな本屋さんをやりたいか」を拡大させています。


どういうことかというと、

こんな感じで、部屋にあるドアにひたすら付箋を貼っていっています。(笑)

付箋に書いてあることは、大体は私の
「ワガママ」です。


外観・内装はこうしたい、あれをおきたいこれをやりたい、あの人を呼びたいなど。
自分のやりたいことをひたすら書いていきました。
現実的な部分、お客さんのことや予算のことなどはとりあえずバリバリ無視を決め込んでいます。

当初は「マーケティング戦略として、3Cや4Pとか、あともっとロジカルに考えた方が良いのでは(泣)」みたいな感じで、とにかく良いとされている型にハメようと半泣きで本を読み漁ったり解説youtubeばっか聴いてました。(笑)

でもそのうち、「あれ?これって私がやりたかったこと?」と疑問を持つようになってしまいました。

もちろんこれら考え方は、めちゃくちゃ大事です。ほんとマーケティングや思考術は義務教育にしてもらえたら学校をもっと好きになってたかもしれません。

でも順番が違っていたんです。
まずはアイデアや自分の欲しいもの、また今生じている問題などを好きなように出しきって(ここきっと大事)、それをじっくり眺める。
その工程を飛ばして頭を使うのは、おそらく違うんだなと気付きました。

アイデアや自分の思い、問題と出した後そのままにせず何回も向き合うことで、
また新しいアイデアが生まれる。
ここでは100%新しいアイデアではなくても、画期的なものでなくてもいいんです。

アイデアやわがまま(目的)が出てから、ようやく考える方法や現実に落とし込む方法、人に伝える方法(手段)が役立ってくるんだなあと、今回首が取れるくらい頷く気持ちになれました。


普通に社会人をしていたら、わがままを貫くことはあまりしませんよね。

「反対されるかも」「嫌われるかも」「笑われるかも」
調和を重んじられる国で教育をされてきたのだから、どうしてもそういった言葉が先に出てきてしまいます(もちろんそれが悪いことばかりではないですが)。

でも自分のお店は、誰かの指示を聞いて出来上がっていくものではないです。

自分自身で決めてやるんだから、慣れない中でも時間をかけて自分のやりたい事を追求したいなと、私は思いました。

そしてそういった事が決まった上で、客観的な目線で見れる方法を使っていければ、「ワガママ」+「思いやり」が両立した空間になるんだなあとすごーく実感しました。

ちなみにワガママ→思いやりの考え方や付箋を使うなどの方法は、加藤 昌治さんの『考具』から学びました。
(とても素晴らしい本でした…)


お店として成立させる、「思いやり」の部分についても、これからたくさん学んで皆さんと共有していきたいです。

ブックスタンドYori

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