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レティシア書房店長日誌

古本市開催中です。
 
 
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 新年最初のギャラリーは、丹波篠山にある「八上書林」さんと、京都市上京区の「開風社 待賢ブックセンター」さん共同企画による古本市を開催しています。初参加の「八上書林」さんが、どんな本をお持ちくださるのか楽しみにしていました。全体的に渋い本が多く、搬入の時から買いたくなる本続出でした。店頭には「講談社文芸文庫」がずらり。金子光晴「絶望の精神史」(800円)、色川武大「狂人日記」(600円)、中上健次「夢の力」(700円)、葛西善蔵「哀しき父」(600円)、川端康成「水晶幻想」(700円)、富岡多恵子「ひるべにあ島」(1600円)、安部公房「砂漠の思想」(2600円)、小林信彦「決壊」(1000円)など、数十冊が並びました。

講談社文芸文庫

 次の棚には自然関係やアイヌ関連の本が続きます。星野道夫「表現者」(2300円)、山尾三省「縄文杉の木陰にて」(1500円)、ジョン・マクフィー「アラスカ原野行」(1600円)等々。おっと、その下には、レアーな一冊、村上龍VS村上春樹「ウォーク・ドント・ラン」(5000円)が!横には、池田満寿夫のイラストがカッコいい田村隆一「ジャスト・イエスタディー」(900円)もありました。佐伯一麦の「散歩歳時記」(1200円)もオススメの一冊です。
 待賢ブックセンターさんの棚は…..おぉ、懐かしい!九州にある「宅老所よりあい」が出していた雑誌「ヨレヨレ」の創刊号(1000円)。これ、探している人が一時かなりおられました。珍しいタイガー立石の本「虎の巻・アララ仙人のおかしな世界」(4500円)、型破りな漫画集です。食関係では、定番とも言える高峰秀子「台所のオーケストラ」(500円)、ユニークな食文化論「料理の消えた台所」(600円)、昭和54年に発行された古典的名著、井上誠「珈琲の道」(3000円)なども並んでいます。昭和30年代に発行されていた食文化の雑誌「あまカラ」(300円)もズラリ。どれも表紙が可愛くて、これはまとめ買いですね。

「あまカラ」

 絵本も少しだけあります。ヒグチユウコ「すきになったら」(1000円)、谷川俊太郎&和田誠「いちねんせい」(500円)、山下明生&宇野亜喜良「きつねのぼんおどり」(700円)などお買い得です!
古本市は19日まで。

レティシア書房ギャラリー案内
2025年 1/8(水)〜1/19(日)古本市
1/22(水)〜2/2(日)「口を埋める」豊泉朝子展

⭐️入荷ご案内
「京都町中中華倶楽部 壬生ダンジョン編」(825円)
「オフショア4号」(1980円)
青木真兵&柿内正午「二人のデカメロン」(1000円)
オルタナ旧市街「Lost and Found」(900円)
小峰ひずみ「悪口論」(2640円)
SAUNTER MAGAZINE Vol.7 「山と森とトレイルと」

いさわゆうこ「デカフェにする?」(1980円)
「新百姓2」(3150円)
青木真兵・光嶋祐介。白石英樹「僕らの『アメリカ論』」(2200円)
坂口恭平「自己否定をやめるための100日間ドリル」(1760円)
「トウキョウ下町SF」(1760円)
モノ・ホーミー「線画集2『植物の部屋』(770円)

古賀及子「気づいたこと、気づかないままのこと」(1760円)
いしいしんじ「皿をまわす」(1650円)
黒野大基「E is for Elephant」(1650円)
ミシマショウジ「茸の耳、鯨の耳」(1980円)
comic_keema「教養としてのビュッフェ」(1100円)
太田靖久「『犬の看板』から学ぶいぬのしぐさ25選」(660円)
落合加依子・佐藤友理編「ワンルームワンダーランド」(2200円)
秦直也「いっぽうそのころ」(1870円)
折小野和弘「十七回目の世界」(1870円)
藤原辰史&後藤正文「青い星、此処で僕らは何をしようか」
(サイン入り1980円)
YUMA MUKUMOTO「26歳計画」(再々入荷2200円)
モノホーミー「自習ノート」(1000円)
コンピレーション「こじらせ男子とお茶をする」(2200円)
牧野千穂「some and every」(2500円)
マンスーン「無職、川、ブックオフ」(1870円)
笠井瑠美子「製本と編集者」(1320円)
奈須浩平「BEIN' GREEN Vol.1"TOURISM"」
小野寺伝助「クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書」(825円)
小野寺伝助「クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書」(935円



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