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十月になった。つまりハロウィンの季節だ。お姉が地獄から帰ってくる。 「ヘイ、ミナちゃん…
← 前の話 ロザリオを首にかけ、着替えを終える。部屋を出ると、お姉が四方八方から視線で…
← 前の話 チュパカブラはふらつきながらも立ち上がる。お姉はアイスのコーンを口に放り込…
← 前の話 さらに撃つ。お姉を囲んで嬲ろうとする下衆どもを次々と殺していく。 まず狙…
← 前の話 わたしは昔から明るい性格ではなかった。そのうえ思ったことは口に出すのを躊躇…
← 前の話 十月七日。裏路地。 その日もお姉といっしょに深夜までぶらぶらしていると、…
← 前の話 十月二十九日。 いつもと同じように、お姉と夜の見回りをしていたはずだった。なのにいつの間にか、わたしは自室のベッドで横になっていた。 「あれ。ここは……」 「おう、お目覚めかい」 お姉がわたしの椅子に腰かけてポテチを食べている。 「もう平気? あんた見回り中にぶっ倒れちゃったからさ。ひとまず連れ帰ってきてあげたわよ」 「ああ、そうだった」 今夜のことを思い出し、にへらと頬が緩んだ。あのドラキュラ伯爵に出会ったのだ。ゲイリー・オールドマンが演じた
← 前の話 十月三十一日。ハロウィン当日。 一ヶ月もやってるとはいえ、ハロウィンがい…
← 前の話 「甘いぜぇ、甘ちゃん!」 サキュバスが回転した、と思うと、強烈な蹴りがわた…
← 前の話 血の跡は、三階建ての廃ビルの中へと続いていた。もとは何かの事務所だったのだ…
(write:しもべ) 800字ver 完成版マガジン ネタを思いついたのが、確か10月15日ごろ。脱…