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書籍「災害列島の作法~女川町の奇跡 防潮堤のない復興まちづくり~」

女川町は防潮堤のない町として知られるようになりましたが、なぜそのようなまちづくりができたのでしょうか。

どのようなまちを目指して、どのように関係者の皆様が奮闘したのか、そして結果的にどうなったのかを知ることは、女川を訪れてまちを歩く時の体験を深いものにしてくれると思います。

この点について、学識経験者委員として女川町のまちづくりに取り組んだ土屋信行さんの書籍「災害列島の作法~女川町の奇跡 防潮堤のない復興まちづくり~」が参考になります。

あとがきに、以下のようにあります。

振り返ってみると、東北で唯一「防潮堤の無い復興まちづくり」を成功させることが出来たのは、町長をはじめこの町役場の人材がいたからです。まちづくりは法や基準、マニュアルではなく「人」に負うのです。あの時の外人部隊がいたから、あの時の国交省の方がいたから、女川町の人たちがいたからこそ、携わった人たちみんなの情熱が溶け合って日本一の区画整理を達成することが出来たのです。まちづくりの真の担い手は町役場の方々と町の住民の方々なのです。女川町の復興に携わらせていただいて、本当にありがとうございました。

奔走された人々のドキュメントでもあります。

旅の途中でぶらりと女川に立ち寄ったとき、防潮堤がない町、ということはなかなか気付かないのではないかと思います。

まちづくりにご関心がある方は、本書を読んで、女川町を訪れると、女川での体験がより深いものになるのではないかと思いました。

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