見出し画像

ボードゲームを体験!

本日(2025年2月20日)、第11回女川町民会議「ボードゲームの世界を体験しよう編」に参加させていただきました。

仙台市宮城野区の「ひよこの杜」さんの店長さんはじめスタッフの皆様がボードゲームについて説明くださり、様々な種類のボードゲームを体験させていただきました。

ボードゲームに関心を持った理由は、以前、旅先で書店に入ったとき、ボードゲームをする会場があって盛り上がっているようだったから。

「書店×ボードゲーム」という形があるのかと思い、ボードゲームとはどういう遊びなんだろうかと思っていました。

レンタルビデオのTSUTAYAのイメージが強いけど、元々は蔦屋書店という本屋さん。今では文具や飲食など様々な事業を手掛けている説明不要の大企業です。

ボードゲームを取り扱うようになったのは意外と遅くて2019年4月から。1年半後には全国150以上もの店舗でボードゲームを販売するようになって、2020年4〜6月の販売実績は前年比の354%増だそうです。急に売れすぎ!コロナ禍でステイホームというのが追い風になったんだろうけど、全国展開しているチェーン店が売り出すとボードゲームは一気に広まるってことですね。

何故ボードゲームを販売している本屋さんが増えているのか?

ボードゲームが何を指す言葉なのか分からず、会場入口で「ボードゲーム、やったことないんです」と話していたのですが、説明を伺うと、将棋やオセロなどもボードゲームの一種とのこと。

「なるほど」と思ったのは、日本では、ほとんど運の要素で決まる人生ゲームのようなゲームと、ほとんど運の要素がない(実力で決まる)将棋や囲碁のようなゲームに二極化されており、その中間にあるゲームが少ないということ。

これだと、例えば親子でオセロをすると、親が手加減をして子供に負けてあげて、でも子供は親に手加減されたことに気づいて面白くなかったり、人生ゲームのようにサイコロの運だけだとすぐに飽きてきたり、ということが起こる。

しかし、世界にはその中間にあるゲームがたくさんあり、特にドイツで広く普及しているそうですが、親子で真剣に遊んでいるそう。

今回、3,4種類のボードゲームを体験させていただきましたが、初めてお会いする参加者が多かったにもかかわらず、とにかく面白くて、もう終了時間か、と思うほどあっという間に時間が過ぎました。

さらに、「たくさんボードゲームの種類がある中でどれを選べばいいか」という点について、毎年、面白いボードゲームのNo.1を競う「ドイツ年間ゲーム大賞」が開催されており、そこでノミネートされたボードゲームは面白いものが多い、という有益なアドバイスもいただきました。

未知の存在であった「ボードゲーム」を体験することができて、その可能性をいろいろ感じることができましたが、楽しい時間を過ごせた理由は、ルールの説明から参加者への声がけ、ゲーム時のリアクションまで、ひよこの杜さんのスタッフの皆様の「みんなで楽しもう」という気持ちが伝わるファシリテーションのおかげだったと思います。

ボードゲーム×書店について、専門家が「ボードゲームはエキスパートの店員がお客様の相談に乗ってお薦めしなければ、見知らぬゲームに踏み込んでもらいにくい。書店さんがそういう体制を作るのは難しいかもしれません」とお話する理由も分かりました。

―書店ではハードルが高いでしょうか。
 ボードゲームはエキスパートの店員がお客様の相談に乗ってお薦めしなければ、見知らぬゲームに踏み込んでもらいにくい。書店さんがそういう体制を作るのは難しいかもしれませんが、そうやって本格的に熱量を持ってボードゲームの魅力をお伝えすれば、お店を信頼してリピートしていただけるようになるでしょう。
(中略)
これまで書店さんは返品に慣れてきたようですが、ボードゲームは買い取り条件での取り引きが多いです。ボードゲームはしっかりと紹介して的確にお薦めすれば売れますし、リピーターになってもらえます。ルールの読解力を必要とする性質を考えれば、本好きの人を増やすことにもつながると思いますので是非とも挑戦してみてください。

書店で広がるボードゲーム市場拡大と今後の可能性 株式会社すごろくや・丸田康司代表に聞く

以上、いろいろ書きましたが、「楽しかった!またやりたい!」というのが一番の感想です。この機会を作ってくださった関係者の皆様、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!