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朝のピアノ教室でのこと
新しい楽曲三曲。
バッハ 平均律プレリュード2番
バッハ インベンション4番
ショパン プレリュード21番
この間、ピアノの先生をしている妻に新しく三曲もらった。
下手くそで練習不足な僕を少しでも良いところを見つけようとして、困っていたりもする。
お手本を弾いてくれる。
そんな妻を隣で見ていると、尊敬の気持ちと申し訳なさで一杯にもなる。
朝、1時間練習するようになった。
今は楽しくてしょうがない。
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選曲は初心者のおとなが飽きない、僕の好きそうな曲を、というのをテーマにしてくれた。
ここ最近、ちょうど19世紀のフランス人文豪、バルザックを読み始めてもいる。
ゴリオ爺さん。
ショパンが生きた1800年代初頭のパリが舞台でもある。
音楽と文学は僕の中で切り離せない。
ゴリオ爺さんの不幸物語を読みながら、ロマンティックな課題曲サンソンフランソワのショパンop.28 no.21を聴く。
少し目を瞑ると、バルザックの写実的な19世紀のパリへと誘われる。
フランソワのアップテンポな演奏は小洒落ていてフランス文学にぴったりとする。
さりげなく、サラサラとしている。
それとは対象的なポゴレリッチ演奏。
大事に大事に弾きながらも情熱的な演奏も好きだ。
音の粒たちに心を込めてね、指を、走らせずコントロールしないとだめ。テンポが乱れると汚い。
コントロールは大事なことらしい。
テンポも一定にしないといけない。
音楽のことだけれど、何にでも言えることのように思えた。
心がささくれ立つとき、自制し切れないと、暴力的なものを感じたり、優しくなれない。
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