見出し画像

本屋のショップカードを30枚、リビングの床にぶちまけて書いたnote。

「ショップカードとかあります?」

先日お会いした方から、そう聞かれてハッとした。
ない。そんなもの、ない。ないのだ。


お店によく置いてある「ショップカード」。
いずれ作ることになるのは間違いないだろう。

どうせいつか作るのであれば、「店舗準備中です!」的なショップカードを今のうちから作ってみてもいいかもしれないと思った

そう思いつくやいないや、私の「本屋コレクション」を開封することにした。

いつかこんな日が来るであろうと、私は今まで訪問した本屋さんのあらゆる紙データを保存していたのだ。


しおり、ショップカードの類をあつめました。


ジャスト30店舗のショップカードやしおり等が集まった。

今までにお世話になった本屋さんたち。

一枚一枚に思い出がある、私の宝物である。

それぞれを見比べてみると、見た目や内容などに、様々な違いがあることが分かる。


左から、カクカクブックスさん、本の轍さん、ON READINGさん


まずはサイズである。大中小、様々なものがあることがわかった。圧倒的に多いのはON READINGさんのような、診察券サイズのタイプである。


本と商い ある日、さん、ブックスキューブリックさん


こういう見開き型のものもある。
情報量が段違いである。


うみの図書館さん


特殊なサイズの、こだわりが光るユニークなカード。


泊まれる本屋まるとしかくさん


四隅が丸くなっているカード。
こういう形からは、柔らかい印象を受ける。


本とごはん ある日さん


複数のバリエーションがあるものもある。


恵文社一乗寺店さん


こちらはしおり。
やっぱり本屋と言えばしおりもいいよなあ。


さすが、どのカードも、とっても素敵。

見た目は大事。でも、同じくらい大事なのは中身だ。

というわけで、掲載内容を一覧にしてみた。一体、ショップカードというものには、何が書かれているのだろう。



なるほど。まずは「住所」だ。
住所は掲載しよう。

ちなみに「地図」を乗せているお店は半々。スペースを必要とするが、パッと見たときに「ああ、大体あの辺ね」って思ってもらうにはインパクトがあるよなあと思う。


HUTBOOKSTOREさん


意外と「営業時間」「営業曜日」「電話番号」が書かれていないお店も多い。

「HPアドレス」「SNSアカウント名」「メールアドレス」「QRコード」といったインターネット周辺の項目も、それぞれである。


本の読める店 fuzkueさん


「紙に色々と情報を載せる」タイプのものが圧倒的に多いが、一方で、掲載内容をとてもシンプルなものにして、fuzkueさんのように「詳しいことはウェブサイト」へ誘導する方法もある。なるほどなあ。


フラヌール書店さん


あとは、フラヌール書店さんのように「お店の説明や理念」をしっかりと文章にして掲載しているものもいくつかあった。

本屋に興味をもつ人は、ある程度活字慣れしている人が多いだろうと考えると、店の理念をきちんと文章にしておくのもいいなあと思った。かっこいい。


上から、NAgoya Book Centerさん、TOUTENBOOKSTOREさん


スタンプカード。わたしのような収集癖がある人間には、スタンプカードはたまらない。集めたくなっちゃう。こういうのもいいよなあ。


◇◇◇


と、うだうだ考えているこの時間が、とても楽しい。

さあ、ブタコヤブックスのショップカードは、どうしようか。

きっとこの30枚ひとつひとつにも、それぞれの店主さんの想いが込められているんだろうな。

そんなわけで、ブタコヤブックスのショップカード作りプロジェクト、はじまりはじまり。

完成したら、何らかしらの形で、じゃぶじゃぶ配りたいと思う。