#川上未映子 #夏物語
「乳と卵」の過去の詳細と8年後のお話です。
女とは。
子どもを産むとは。
生きるとは。
死ぬとは。
望んで生まれた子供はいないんです。
みんな親のエゴで生まれてきてるんです。
なぜ、子どもを産むのか?
深く考えずにはいられない作品です。
登場人物はとてつもない苦労を、悲惨な体験をしています。
それと比べて私は殴られた経験もないし
父親もちゃんと仕事していたし
家も食べ物も着る服もあったし
私はめちゃくちゃ恵まれているってわかってます。
それでも小さい頃に「私は子どもの犠牲者だ」「あんたのせいで離婚できない」と言われたことは忘れられない。
あんたらが勝手に産んだんだから責任持てよ。
私は産んでくれなんて頼んでない。
子ども生まれたら大変になるのわかるじゃん?
お金も時間も体力も全部大変になるのわかってたじゃん?
わかってて産んだの、そっちでしょ?
じゃあ、なんで産んだの??
って、ずーーーーーーーーーっと思ってて。
だから親に感謝の気持ちとか全くなくて。
母の日とは父の日とか渡さないと親からクレームくるから渡しているだけで。
産んでくれてありがとうなんて一度も思ったことがない。
そんなんだから子どもが欲しいなんて思えない。
子どもをつくるならその子を幸せにする覚悟がないとダメ。
責任を持てないとダメ。
お金、時間、愛情をたっぷりかけてあげられないとダメ。
それができる自信がないならダメ。
私にはそんなことできない。
そんなに愛せない。
その子に全力になんてなれない。
自分のことで精一杯。
そんな親の元に生まれてくる子がかわいそう。
って、わかってるからほしくない。
本当はもっといろんなことを話し合いたい。
この作品を通じて考えたこといっぱい話したい。
みんなはどう思ってるの?
何にも考えず、ただそういうものだと思って子どもをつくったの?
それとも、金銭的な余裕があるの?
自分がダメになっても頼れる先があるの?
ねえ、みんなはどうして子どもをつくったの?
私の感想はおそらくすごく偏ってると思うけど、そんなことを考えた作品でした。