【オババピアノ奮闘記】8月の課題曲は『少年時代』
梅雨が終わったハズなのに、なんでこんなに蒸し暑いんじゃい!
風鈴がちり~んと鳴るような、涼しげな曲、弾きたいな…。
そんなときに頭に浮かんだのが、井上陽水の『少年時代』。
ヨシ、8月はこれにしよう。
シータピアノさんの楽譜がなかったので、今回はヤマハの「ぷりんと楽譜」の楽譜を選びました。
デモ演奏は、想像通り、涼しげ。
「ザ・日本の夏」という感じ。
こんなふうに弾けたら、この蒸し暑さも忘れられそうだわ。
ただ、ちょっと弾いてみましたが、現時点では全く「日本の夏」は感じられず。
最近「めまい」関連の健康情報ばかり見ていたせいか、「日本の夏」ではなく、玉ねぎ食べて「血液がサラサラ流れる」ようなイメージが湧いてきます。
曲のタイトル、『血流改善』じゃないって。
音楽って、同じメロディーでも歳を取るごとに、演奏に深みのようなものが出てくると思っていました。
ただ、万人にそれが当てはまるわけではないらしい。
何でこんな素敵なメロディーが、「血液サラサラ」になっちゃうんじゃい!
想像力の浅さに泣ける。
そんな想像力の浅い私ですが、今さらですが、Hulu で映画『BLUE GIANT』を観ました。
一言で言えば、最高に良かった。
「音楽で感情が動くとは、こういうことか」と。
音楽がすばらしいので、映画館で観るべき映画でした。
音楽が素晴らし過ぎたのですが、ジャズピアニストの上原ひろみさんが担当されていたからでしょう。
上原ひろみさんといえば、超天才ピアニスト。
私がエレクトーンを習っていた子供のころ、テレビ朝日系列局で「オリジナルコンサート」というヤマハ主催の音楽番組があり、そこに上原ひろみさんが出ていたんですよ。
この番組に出ていたのは、全員小学生くらいの子供。
上原ひろみさんも小学生だったはず。
どの小学生もめちゃくちゃ上手いんですが、上原ひろみさんは別格でした。あまりの上手さに私はぶっ飛びまして、これは天才と呼ばずして、何と呼べばいいのか、と。
それ以降、ずっと上原ひろみさんは注目していました。
彼女の演奏を聴いた後に、自分の「血液サラサラ」ミュージックを聴くと、あまりの落差に泣けてきます。
「血液サラサラ」から「日本の夏」を想像できる演奏になるのは、いつになることやら。