涙の準備はよろしいでしょうか?
この時を待っていました。
西武ドームの交流戦で投げたのを生観戦してからもう2年。まさか彼のトンネルがこんなにも長く続くものだとは(ちなみに相手の先発は元阪神の榎田投手でした。後ろの席の阪神ファンが「榎田! わかってんだろうな!」と叫んでいたのがおかしかったです。森選手が代打で打席に入った際、一緒に行った人も真似して「森! わかってんだろうなあ!」と)。でもやまない雨はない。夜の次には朝が来る。報われると信じていました。
プロレスの話。9月の大田区大会の宣伝のためなのか、ドラゴンゲート・ネットワークで過去の金網戦を無料で見られるようになっています。さっきまでいちばん好きな2016年のを見ていました。YAMATOが鷹木信悟率いるヴェルセルクに裏切られてベビーターンするやつです。試合後に「俺に戻る場所なんかない! 俺なんて何もできない奴なんだよ!」と泣きながら叫ぶのが胸に刺さります。それに対するKzyの包み込むようなマイクも涙を誘いました。動画ではカットされていたけど、その前にB×Bハルクも「最近のYAMATOは昔の俺みたいで見ていられなかった」みたいなことを言っていた記憶があります。仕事云々を抜きにした本当の仲間って感じでいいなあって。後に彼らの結成した「TRIBE VANGUARD(トライブ・ヴァンガード)」というユニットがとても好きでした。迷彩を基調としたグッズがカッコ良かったし、後楽園で行われたYAMATOとハルクの同門対決の激しさも忘れられません。
あまりに懐かしくてオンラインショップでテーマ曲CDを注文してしまいました(笑) タイムセールで安くなっていたし、特典のDVDも気になるしで。
プロ野球はガチ、プロレスはエンタメ。そんな風に分けることもできます。でも最近「アクタージュ」の単行本を読んでいて実感したんですが、役に完全にはまり込んで演じたら少なくともフェイクではないと思うんですよ。正真正銘その人物。リアルでもフェイクでもない第三のリアルというか。YAMATOのマイクもハルクの笑顔もKzyやマリアちゃんの涙も全て私の目には第三のリアルでした。だからこっちも感情移入できて素直に泣けたのです。いまもちょっとやばいです。藤浪選手、おめでとう。いずれ球場まで見に行くのでまた素晴らしいピッチングを見せてください!!! ちなみに、このまとまりのない雑記のタイトルは昔の藤川選手の名言です。彼が復活したらまた泣けちゃうんだろうな。。。