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【感謝思考❺】新しい習慣が身につかない、たった1つの理由とは?
新しい習慣を身につけるって、そもそも難しいんですよね〜。
なぜなら、
基本、脳が拒否る。
脳って膨大なカロリーを消費するから少しでも節約したい。脳って省エネ指向なんです。
新しいことをする、新しいことを考えるのは、脳にとって大仕事。カロリーを消費しちゃう…
節約しなきゃ!!
どうすれば、カロリー消費を節約できる?
そうだ!!
あなたが新しいことをやめたらいいんだ!!
ささやき作戦、開始。
「いつもどおりでいいじゃん」
「ムリしなくていいよ」
「明日からにしようよ」
「誰もそんなことやってないよ」
「失敗して傷つくのはあなただよ」
「あなたにはムリ!」
「みっともない!」
「恥ずかしい!」
「調子にのるな!」
「そのままのあなたで大丈夫!」
優しい言葉、厳しい言葉。
どこからともなく、声が聞こえてきます。
そして、
元どおり。
いつもどおりのあなたの出来上がり。
「今のあなた」を超えることにチャレンジすると、間違いなく、あなたは脳のささやき攻撃に負けます。
変わりたくない脳の勝利です!
あなたがしなければいけないのは、脳に戦いを挑むのをやめることです。勝ち目はありません。
「今のあなた」を超えるチャレンジは、一瞬で脳に見つかります。アウト〜!!
とはいえ、「今のあなた」の範囲内のことをしても、まあ性能は上がるでしょうが、「理想のあなた」につながるほどの成果はありません(仮面ライダーになりたいのに、変身せずに人間のまま筋トレするようなものですね 笑)。
「今のあなた」を超えてもダメ、
「今のあなた」を超えなくてもダメ、
どないせえっちゅうねん!!
あなたの脳が、「あれ、コレっていつものやつ……だよね?」と勘違いするくらいのギリギリを狙うしかない!!
まったく身体を動かす習慣がなかった人が理想のスタイルを目指し、毎週スポーツジムに行くのは、もしかすると「今のあなた」にはハードルが高すぎるかもしれません(そして、行きもしないスポーツジムの会費を払いつづけることに…)
運動をするのとしないのとのギリギリのラインは…
たとえば、腕立て伏せ1回とか?
たとえば、スクワット1回とか?
もしかすると、汗ふき用にタオルを手にとることかもしれません(マジで言ってます)。
絶対できるレベルからはじめましょう!!
でも、タオルを握りしめても、いつまでもそれだけじゃ運動の習慣にはならない?
そりゃそうだ(笑)
あなたがしなければいけないのは、
「毎日タオルを握る」
ではなく、
「毎日汗ふきタオルを握る。
もしくは、それ以上」
です!!
もしくは、それ以上。
タオルを握ることしかしちゃいけないわけじゃありません。調子がいいときは腕立て伏せを追加しても構いません……って言うか追加しよ、最終的に理想のスタイルにしたいならね。
よし!!
新しい習慣を身につけよう!!
と初日からハードなことにチャレンジする人も多いのですが、これ、確実に失敗します。脳が変化に耐えられない。
というか、これもまんまと脳のしかける罠にハマってます。
脳「こんなにやめとけって言ってるのに、こいつ(あなたのことね)メンドクサイことはじめちゃうよ。よし、こうなったら作戦変更!
思いっきりハードにはじめさせよう!そしたら、絶対こいつは挫折するから。
おーい、お前(あなたのことだよ)、どうせやるなら思いっきりデカイことにチャレンジしようぜ!!お前なら絶対できる!!」
わざわざ失敗するために、大きなチャレンジしちゃってますよ。脳の思うつぼ(笑)
できないことを毎日頑張ろうとしちゃダメです。物足りないくらいじゃないとダメ。
今までやってなかったけど、頑張らなくても「毎日絶対できる」小さなことからはじめましょう。
頑張った瞬間、あなたの負けは決定です。
あなたの脳を敵にしてはいけない。
あなたの脳を味方にしよう。
今までやってなかったけど、頑張らなくても「毎日絶対できる」小さなことからはじめたとしても、次の問題があります(汗)
それ、本当に「毎日絶対できる」くらい小さなこと?
もちろん、あなたはそのつもりですよね。
でも、けっこうそうでもないんだなあ〜。
あなたは、まだ脳に騙されてるかもしれません。
「感謝」ってハードル高い?
あなたならどんなことに「感謝」する?
すごいことじゃないと「感謝」しちゃいけないって思ってる人もいるし、ぜんぜんたいしたことじゃないと言いつつ(そして本人はそう信じてる)すごいことだけに感謝してる人もいる。
皆、それぞれの価値観の中で生きてるから、そもそも「小さなことの基準」がぜんぜん違う。
自分が「いちばん小さい」と信じてること以上に小さいことは思いつきません。だって「いちばん小さい」って信じてるからね。
あなたは「いちばん小さい」と信じ、実は「けっこう大きい」ことにチャレンジし、失敗する。やっぱり私にはムリなんだ……。
どうしたら、あなたが信じてる以上に小さなことを見つけることができるのでしょうか?
自分ひとりじゃ、自分が信じてる価値観の外のことを知ることはできません。
ということは、
ひとりじゃなきゃいいってことだ。
仲間をつくろう!!
たとえば、あなたが、「今日は大型案件を受注した。ありがとう」とか、「夫が豪華ディナーに連れてってくれた。ありがとう」とか、一生懸命すごいことに感謝してる横で、
今日は天気がいい。ありがとう。
ちゃんと起きれた。ありがとう。
今日も生きてる。ありがとう。
のほほんと感謝してる姿を見たら、そんな当たり前のことばかりでバカじゃないの、と思うかもしれない(笑)
でも、あなたが誰に頼まれたわけでもないのに(本当は子どもの頃、誰かに頼まれたようなもんなんだけど)、勝手に人生のハードルを高めに設定していたことに気づくかもしれない。
そんな、しょーもないことに感謝していいの!?
気づいたときは衝撃ですよ!
ホント、びっくりです(笑)
余談ですが、
仲間をつくることにはもう一つ別の効果もあります。
たいしたことないと思ってる仲間が、すごいことを成し遂げたりするんです(失礼!)。
「あの人ができるなら、私もそれくらいやっちゃってもいいよね♫」
自分に大きなことをさせてあげる許可、おりますよ!!
僕も、とある懇親会で、はじめて本を出してる人とお話しする機会がありました。著者となんか話したことないので、本を出す人ってすごい人たちなんだろうなと考えてました。あなたもそう思わない?
ところが……
コイツ、たいしたことねーな。
ごめん。ぶっちゃけ、そう思っちゃった(汗)
だって、ホントたいしたことなかったんだもん(大汗)
この記事を読んでくれてる僕の友人たちの方が、よっぽどすごい人たちだ!!
こんなたいしたことない奴(もう「奴」よばわり。そうとう失礼 汗)が本出せるくらいだったら、僕でも出せるじゃん!!
僕はそうとう自信過剰だったので(自分のダメさに目を向ける勇気がなかった)、もちろんその著者は、本を出すくらいだからすごい人だったんですよ(でも、この記事を読んでるあなたの方がすごいってのも本当!!)。
勘違いってすごいね、人生変えるわ。
こいつ(あくまでも失礼)が本を出せるなら僕だって出せる!!
僕のセルフイメージは、
「本を出せない人」から「本を出せる人」へと一瞬で書き変わりました(笑)
この幸せな勘違いのおかげで実際に、僕の本が出たんですから、誰かすら覚えていない(徹底的に失礼でホントごめんなさい 汗)著者さんが実は僕の恩人の一人です。君の名は?(笑)
まだ読んでない方は、読んでね。
『読書の方法』久木田裕常(きずな出版)
(Amazon→http://amzn.to/2zKVw74)
話しは戻りますが、
新しい習慣が身につかない最大の要因があるんです!
それは、目標のハードルが高いからでもないし、あなたに能力が低いからでもありません。
新しい習慣が身につかない最大の要因は……
忘れちゃう。
やろうと思ってたことそのものを忘れちゃう。
新しい習慣の内容うんぬんの前に、
シンプルに忘れる(汗)
皆、ただでさえ忙しい日常の中に、新しい習慣を組みこむのが大変なんです。忘れないように日々の日課(たとえば歯みがきとか)と組みあわせるといいと言うけど…
そもそも、組みあわせたということすら忘れてる(笑)
以前、僕がダンスの師匠のスタジオに勤務している時の話です。姿勢をもっとよくするため、家とスタジオの行き帰りに姿勢を気をつけようと決めたことがありました。
家を出た瞬間、記憶喪失。
スタジオについたとき、ハッと思い出す。
スタジオを出た瞬間、記憶喪失。
家についたとき、ハッと思い出す。
延々とこの繰り返し。
3ヶ月、一回たりとも姿勢を意識できませんでした。
さすがにメゲそう……
3ヶ月を過ぎたころ、さすがに脳の方が根負けしたのか、少しずつ姿勢を意識できる日が増えていきました。次第に姿勢を意識することが自然になり、今では、意識しなくても姿勢を気にしてることが多いです。
忘れないための仕組みが必要ですよね。
仕組みがないと、
マジ、忘れる!!
ただし、気合いを入れたら覚えていられるようなものでもありません。気合いでいけるくらいなら、学校のテストは皆、満点です(笑)
もっともシンプルで効果的な戦略は、
友だち戦略。
やっぱり、仲間と一緒にやろう!!
仲間と実践結果をシェアしよう!!
仲間の誰かが実践してるのを見ると、忘れるのが得意な我々でも思い出せる(笑)
人数が少なすぎると危険ですよ。
参加者ぜんいん忘れる可能性がある(笑)
ある程度の人数がいたら、きっと誰か忘れずに実践する。それを見た誰かが実践できる。それを見たあなたも実現できる。
気合いじゃなくて環境づくり。
気合いじゃなくて戦略!!
絶対できる小さな習慣を、
仲間と一緒に取り組もう。
めざすところがないと、習慣も小さくできません。目的地がはっきりしてない人は、すべての入り口になる「感謝の習慣」からどうぞ。
くっきー🍪
追伸。
タイトルで「たった1つの理由」とか言ってて、実際、3つ書いてあったのは内緒です(笑)