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【価値あるコミュニティとは?】コミュニティ×学びのデザイン❷

コミュニティづくりに入る前に、《価値あるコミュニティ》について考えてみましょう。

なぜ、価値あるコミュニティについて考えるのか?

コミュニティをつくる側になるととたんに見失いがちになりますが、コミュニティに参加する立場で考えるととてもわかりやすいあたり前の話です。

あなたは、なんの価値もないコミュニティに参加したいですか?

新しい情報もない、新しい友達もできない、考え方も感じ方も行動もなにも変わらない。

あなたはこのコミュニティ、参加する?

さすがに参加しないですよね。
あなたじゃなくても同じです。
価値のないコミュニティに、人は参加しません。

僕たちは、価値あるコミュニティをつくる必要があります。

そう言われると、

「価値とか、私なんかにはムリ……」

やっぱり自分にはコミュニティづくりはできない、ムリって気持ちがムクムクわいてくるのではないでしょうか。本当にムリかどうかもう少し考えてからでも遅くはないですよ。

そもそも、「価値」ってなに?

価値あるコミュニティと言うけど、そもそも「価値」ってなんでしょう。

「新しい情報もない、新しい友達もできない、考え方も感じ方も行動もなにも変わらない」コミュニティに価値を感じないのであれば、逆だったら価値を感じるのかもしれません。逆にしてみましょう

新しい情報がある!
新しい友達ができる!
考え方、感じ方、行動が変わる!

どうですか?
価値ありそうじゃないですか。

価値=変化。

そうです、人は変化することに価値を感じるんです。価値あるコミュニティとは、参加者が変化するコミュニティです。

「参加者が変化とか、やっぱり私にはムリ〜」

今度は、こう考えているんじゃないでしょうか。
そして、頭の中で、ものすごい変化を想像してるんじゃないですか。

TOEIC満点とれるようになる!
英語がペラペラになる!
ひと月で月収1000万!
子どもが東大一発合格!

あなたがこんなノウハウを持ってるとしたら僕に教えてください(笑)

「変化」はこんな大げさなものじゃありません(もちろんすっごい変化も素晴らしいですよ)

豆知識をひとつ知った。
友達が増えた。
リラックスできた。
ちょっとだけ自信がついた。

これこれ、こんな感じです♫
ちゃんと変化がある!!

価値あるコミュニティは、こんなちょっとした変化がとっても大事なんです。

どうですか。
コミュニティづくりできそうな気がしてきましたか?(「できそう♫」と言ってほしい。笑)

【学びのデザイン】の定義では「学び=変化」です。

参加したいコミュニティの価値が変化なのであれば、学びのデザインで「7つのステップ」へ落としこむことができます。

「価値」について、深く理解する。

ところで、

あなたのコミュニティのテーマとなる〇〇は見えてきましたか?

え?
「私のコミュニティは〇〇です!」なんて自信をもって言えるものなんてない?

前回の記事にも書きましたが、〇〇はプロレベルでもいいし、素人レベルでもいいことを思い出してくださいね。あなたが主役ではなく、参加者が主役になることを考えると、専門家であることがかえって足かせになることもあります(知ってるからこそ、つい知ったかぶりしたくなりますよね。汗)

知らないことが武器になります!!

とは言え、そのジャンルのすごい人と比べて自信を失う気持ちもよくわかります。僕もいまだにすぐヘコみます。

僕自身に言いきかすためにも、もう少し「価値」について深く理解したいと思います。

具体的な事例があったほうがわかりやすいと思うので「社交ダンス」で考えてみましょう(僕の本業でした!)

「社交ダンス」レッスンを受ける価値ってなんでしょう?

上手になること。

あたり前ですよね。
それ以外になんの価値があるって言うんだ?

例に漏れず、僕も生徒さんが「上手になること」を目的にレッスンをしていました。

このレッスンをしていると、もっと上手になれそうな先生に乗り換えられちゃいます。そりゃそうですよね。だって生徒さんだって上手になりたいんだから(まあ、実際に上手にしてくれる先生より、競技会の成績はいいけど教えるのは上手くない先生に乗り換えられたときはがっかりしましたが)。「教えかたじゃなく、しょせん成績かよ」とやさぐれてました。

そんな忸怩たる思いもかさなり、

なんか「社交ダンス」レッスンってもう面白くない……
やめたい……

そう考えるようになったころに知ったのが、【学びのデザイン】です。

「社交ダンス」レッスンの価値を考えなおしました。それまでのレッスンを振り返ったとき気になったのが、生徒さんの自己肯定感の低さでした。上手い下手にかかわらず、皆さん自己肯定感が低い。これは社交ダンスの上手さは関係ないぞ。

僕の「社交ダンス」レッスンの価値を変えよう!!

自己肯定感があがること。

生徒さんに「これからのレッスンは自己肯定感アップのためにやりまーす」とわざわざ宣言したりはしません。ただ僕の心の中で価値を「上手になること」から「自己肯定感があがること」に変えただけ。

これは僕にとっては画期的な変化でした!!

これまで「社交ダンス」が【目的】だったのが、
ここから「社交ダンス」は「自己肯定感アップ」のための【手段】に変わりました。【目的】は「自己肯定感アップ」です!!

ここが理解できるようになると、やることは相変わらず「社交ダンス」だけど、いろんなことを考えられるようになります。

【手段】は、社交ダンスだけど、
【目的】は、自己肯定感アップにかぎらず何でも自由に選べる!!

自己肯定感アップのための社交ダンス。
友達づくりのための社交ダンス。
夫婦が幸せになる社交ダンス。
記憶力がよくなる社交ダンス。
リズム感がよくなる社交ダンス。
方向音痴にさよならする社交ダンス(笑)

これ、実際にぜんぶできます(もうやらないけど。笑)

面白いのは、これらの【目的】達成の【手段】が社交ダンスなので、結果的に社交ダンスもむちゃくちゃ上手になります。社交ダンスを目的にしてたころより上達しました(これまでやってきたことは一体……)

あなたの〇〇も【目的】ではありません!!

あなたは〇〇を【手段】にして、参加者にどうなってもらうのが【目的】ですか?

次回は、「学ぶファシリテーター」です。

本を売らない本屋さん(実は、コミュニティ・クリエーター)
くっきー🍪

【コミュニティ・デザインへの問い❷】

あなたは、参加者をどんな世界につれていくのが【目的】ですか?

追伸。

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【学びのデザイン】まだ文章化してませんが、音声でよければ↓

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