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国語の教科書

つねたはじめさんの記事が楽しかったので便乗!

お悩み相談室のうらがわ019の続き|つねたはじめ #note

ちなみに私は小中は光村図書の教科書でした。
このひとつ前の記事で工藤直子さんの『ふきのとう』を思い出してほっこりしました!
高校の印象が薄い……。かろうじて表紙が東山魁夷だったことは覚えてます。なんでだろう。
というか高校は模試に出た小説の方が印象に残ってます。模試やりながらこれめっちゃ面白い、あとで本探して全部読もうみたいなことが多かったので、そっちの印象が強いのかも。
わー、でも本当に記憶喪失並に高校の教科書の
思い出がない……。ド定番の『山月記』と『こころ』は覚えてます。それ以外って何があったかな。
ていうか理数科目がヤバすぎて、国語ほとんど勉強しなかったからかもしれない💦
逆に便覧はめっちゃ見た覚えが。中高の便覧は一時期私の次に読む本リストみたいになってた🤣それで読んだ中だと辻邦生の『背教者ユリアヌス』が好きでした。

それはさておきまして、教科書に載っている作品って、いろいろ批判もあったりしますけど、やっぱり生き残ってきた名作が多いので読んで損はないし、勉強だと思わずに読んだら面白いお話って多いと思うんですよね(先生的にはいやいや勉強しなさいかもしれないけど😅)。
前にも書きましたが小1の国語かな?小人のチックとタックのお話とかめっちゃ楽しくて面白い。夜にこっそり時計から出てきておじさんの食べていたお寿司をつまみ食いするものの、ワサビにやられてしまって次の日の時計の音がヂッグダッグになっちゃうとか笑っちゃいますよね。かと思えば『スーホの白い馬』では泣かされるし、動物の尻尾の役割を書いた説明文なんかも面白かったなあ。くじらぐも探した人もたくさんいるんじゃないでしょうか?
戦争文学もちゃんと入っていて、『ちいちゃんのかげおくり』や『ひとつの花』、『大人になれなかったおとうとたち』なんかも印象深いですよね。それから椋鳩十さんの動物文学の入り口も教科書で、『大造じいさんとがん』のお互いの好敵手ぶりが熱かった!
つねたさんへのコメントでも書きましたが、山本周五郎ファンになったきっかけ、『内蔵允留守』も大好きです。あの最後のニヤリと笑って「内蔵允は、留守じゃ。」というシーンが大好き!その後高校の模試で山本周五郎の『柳橋物語』が出たときは無双させていただきました(笑)前後全部知ってるって強いんです。古文も含め、ちょいちょい全部読んだ作品にあたるというラッキーがあったので、国語だけ見たらめっちゃ賢そうなのに赤点スレスレの数学のおかげでプラマイ0どころかマイナスに振れ気味という。
また図書室がいらんことをするんですよね。図書室利用上位者を図書室便りに載せたりするもんだから担任にいっつも叱られてました。
高3の冬休み前という押し迫ったころにパール・バックの『大地』(全4巻)を借りようとして、図書室担当の現国の教科担任にめっっっっっちゃ怒られました(怖かった)。でも結局読んで、その頃ベストセラーだった『ワイルド・スワン』と合わせて中国の近現代史が補強されたので良かったと思うんだけどなあ。
それはさておきまして、他にも井上ひさしさんの『握手』(ルロイ修道士のお話)やヘッセの『少年の日の思い出』、魯迅の『藤野先生』とか懐かしいなあ。あ、ねじめ正一さんのエビフライのお話も忘れられない!あの食べる時の「しゃおっ」っていう音がなんとも胃袋を刺激する!
星新一さんの『繁栄の花』って小学校の時かと思っていたら中学生だったとつねたさんの記事のコメント欄で知り、記憶ってあてにならない〜!などと思ったり。
うーん、やっぱり論説より小説の方が印象に残ってるなあ。小学校の『ありの行列』は覚えてます!谷崎の『陰翳礼讃』は中学校だったのかな?伊藤整の『若い詩人の肖像』も学校関連で知ったはずなんだけど、これは教科書だったか模試だったか……。
なんて言うか、最近って昔の名作なんて時代に合わないからよろしくないんじゃないかという方が著名人も含め一定数いらっしゃいますが、国語の授業というものがなかったら出会わないかもしれないんだから名作はやっぱりあった方がいいと思うんですよね。
コンテンポラリーさを大事にするのもよいですが、時代ってものは断絶しているんじゃなくて地続きなんだから知っておいても損はないと思います。それに上で『大地』と『ワイルド・スワン』のおかげで中国史の補強ができたと書きましたが、物語形式になっている方が頭に入りやすく記憶に残りやすいっていうのは確かなので、他の教科の役にたったりすることもあるし。
あ、そういえば英語の宿題で『サセックスの吸血鬼』(シャーロック・ホームズ)が出てて、それも意味わからない単語飛ばしても全然解けたな(笑)。英語の勉強としてはどうかと思うけど、これが模試だったら相当時間短縮&点稼ぎになってたと思うので、勉強のつもりで読んでなくても役に立つことはありますね🤣
脱線しますが、世界史では池田理代子先生にはお世話になったなあ。『ベルサイユのばら』に『エロイカ』(ナポレオンですね)、『女帝エカテリーナ』。塩野七生さんの『ローマ人の物語』もありがたかった〜!

脱線しすぎました💦読書のおすすめみたいになっちゃった。
本題に戻ると、国語の教科書は本人任せの選書だっと読まないような作品に出会えるのでほんとに楽しい!論説の記憶が薄めな私ではありますが、河合道雄さんのニホンザルの話とか元々の本買ったりしましたし、物語好きで小説ばっかりになりそうなところをそういった面白い論説と出会うことで新書系の本にも抵抗なく入れました。
何より後々大人になって同世代の共通の思い出になるところも素敵ですよね。ずーっと収録され続けている名作があるのもまた嬉し。
国語の教科書、読みたくなってきたな!

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