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親父のことを思って作った本
いきなり春めいてきましたね。
歩くとじわっと汗が出るのでびっくりです。
ここのところ昔を思い出して、それに関連した本のストーリーを書くみたいな流れなのですが、今日もお付き合いいただけると嬉しいです。
今日紹介する本は、『定年ひとり起業』(自由国民社)。
前社で編集した本です。
本書の内容は、定年前に起業したビジネスパーソンの大杉潤さんが、好きなことを仕事にして、楽しく稼ぐ方法を提案した本です。
定年前後だと年金も繰り上げ受給できたりするので、リスクヘッジはできているし、その分稼ぐ目標値は下がります。
※ちなみに大杉さんはビジネスを軌道に乗せて、年金は繰り下げ受給すべしと解いております!
また、退職金をもらえる方もいらっしゃるでしょう。
であれば、好きなことで起業し、月5から10万円を目安に稼ぐことで、健康とワークライフバランスを保ちながら、楽しい定年後を歩むことができると解いています。
まぁ、40歳の私ですらもうあんまりガツガツやれないので60歳前後だと体力との相談になるでしょうしね💦
この本、あと5年早くでてくれたら自分の親父も間に合ったかも、、、
と思える内容でした。
父親は定年退職し、それからは仕事を離れゆったりやっていたんですが、仕事がないと刺激もないし、仕事が生きがいみたいな人間だったので元気もなくなっていった感じでした。
あの時、定年ひとり起業という本があったら買って読ませたのに。。。
そう思いながら必死こいて編集したことを昨日のように思い出します。
さて、本の内容ですが、定年世代は考えてみれば働いてきた経験と、人脈が確かにあり、それを生かして起業するというのは、ジュニア世代にはできないやり方です。
ただ、昔取った杵柄では食えないと大杉さんは仰っていて、SNSで情報を得たり、読書したり、セミナーに行ったりして最新の情報を得ながら自分の知識をブラッシュアップすることをお勧めされています。
誰でも労せずして稼げるなどということを言わずリアルな方法論に徹する大杉さんに好感を持ちました。
そして体力的にも、知的な仕事で食べられるようにするのがよく、セミナー講師やコンサルタントなどになり、自分のナレッジを形にして食べるのがいいと仰っています。
そうなると必要なのが集客。
〇〇さんのセミナーを受けたい、〇〇さんから教えてもらいたいと言われるには、自分が何の専門家なのか指し示す必要があり、それが現代だとSNSでの情報発信とのこと。
大杉さんはビジネスコンサルタントとしてセミナーを多数実施していますが、大杉さんのブランディングはブログ、note、X、フェイスブックで毎日ビジネス書を書評アップすることでなされています。
これらの投稿を見て、この方は
しっかりとしたノウハウがあるな
ブラッシュアップ、アップデートをされる方だな
と思われるというわけです。
定年後こそ、楽しい仕事で楽しく稼ぎたいもの。
そう思われている方はぜひ大杉さんのご著書やホームページをご覧ください。