あの日あの時の本。
今日は、これからどんな人がnoteを更新していくのか、ブックラボにどんな人が働いているか、私の「あの日あの時の本」を通して皆さんに知っていただこうと思います。
富澤 春奈 (とみざわ はるな)
2016年〜 BOOK LAB TOKYOスタッフ。
3月20日生まれ。(ジャルジャル後藤さんと同じ誕生日。縁を感じジャルジャルネタサロンにも入っている。)
BOOKLABTOKYOではイベント問い合わせを担当していたのでお会いしたことある方もいらっしゃるかも。好きなジャンルはエッセイ。
幼少期の記憶に残る本
天才えりちゃん金魚を食べた / 竹下 龍之介
https://www.amazon.co.jp/dp/4265041078
今でもスラスラと言える、「デブリデブカテリーナ!」
この呪文のような言葉、なんだっけ…
と調べていたら「竹下アン絵里奈でぶりでぶ カテリーナ」と、本に出てくるえりちゃんの本名でした。
今でも家族の会話でたまに登場する永遠の合言葉。
1991年当時6歳だった竹下龍之介くんが 妹さん ( 竹下アン絵里奈でぶr… ) について書いたもの。天才えりちゃんの「天才」とは、雨が近づくと髪がクルクルになるという「天」気を予想する「才」 能の意。私も近いものがある。
就活手帳にメモした本
松本人志 愛 / 松本人志
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=3984
「親父について」「大阪について」など21テーマについて書かれているこの本。何かと話題となる人ではありますが、言いたいことを言いながらも笑いに対して妥協せず、信念を持つ姿に当時就活生だった私は勇気付けられました。今でもこの人の言う「ええ人」でおれたらええなと時々思います。
棺桶に入れて欲しい本
初めての短歌 / 穂村弘
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309414829/
そして内定を頂いた企業に無事就職。が、入社して5年が経つ頃、当時住んでいたシェアハウスのぶっ飛んでる同居人たちに感化され、「これは私のやりたいことではない」と突然キラキラOLライフを脱してしまいました。
親戚中が大反対だった私の行動は、ほむほむ(失礼ながら親しみを込めてそう呼ばせていただいている)ならきっと賛成してくれる。だって、「そういう人生だけでは見えてこない人生のあり方というものがある、だから短歌がある」と言っていたから。(本の中で)
平日の西郷山公園のベンチで読んだ思い出の本。
バーに行くと思い出す本
ボッコちゃん / 星新一
https://www.shinchosha.co.jp/book/109801/
幼い頃母親に勧められて読んだ本、私の妄想癖はこの人のせいだと思っています。
人間のいろんな欲や傲慢さ、自己中心的なものがSF小説の少々ブラックなオチとなり、妙に頭にこびりつく。何十年経った今でもふと思い出す時があります。
ボッコちゃんは、バーが舞台。バーのマスターが発明した、見た目は人間そっくりの美女ロボット、ボッコちゃんを営業にうまく利用するお話ですが、私が脱OL後しばらくバーで働いていた時に現れた、飲んでも飲んでも酔っ払わない美人なお姉さんは確実にボッコちゃんだった。
BOOKLABTOKYOでの思い出本
銀河で一番静かな革命 / マヒトゥ・ザ・ピーポ
https://www.gentosha.co.jp/book/b12449.html
BOOKLABTOKYOで働き始め、当時の店長にイベントがやりたいとお願いしました。マヒトさんのブログをよく読んでいたので、当日アイスコーヒーを褒めてもらえたことが嬉しかった。
今は亡きブックラボのエスカレーターを、それを見透かすかのようにじっと見つめていたマヒトさん。
トークイベントの数日後、代官山UNITのLIVEで、トークイベントの日より楽しそうに歌っている彼を見ながら体を揺らしたのもまた思い出。
最近のむふふ本
ロバート・ツルッパゲとの対話 / ワタナベアニhttps://note.com/aniwatanabe/n/n00775591f9bb
「哲学」をテーマにした本ですが、不意にお洒落な親父ギャグで笑かしにくるものだから、その度に本をパタンと閉じてニヤニヤしてしまう。
もうやめて、いややめないでと、少しずつ読みました。
困ったことに、売り場の本棚から表紙の彼がじっとこっちを見ているので、カウンター越しでも彼と対話していました。
さて、どんな人物か少しだけわかっていただけたでしょうか? なんだか恥ずかしい気持ちです。
どの本も本棚にあるよ、という方いたらうれしいな。
BOOKLABTOKYO 富澤