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ラグジュアリーホテルが人生に効くとき
デスティネーションホテルという言葉が馴染んできた今日この頃。
そのホテルに宿泊すること自体が旅の目的になる。そんなラグジュアリーホテルが、海外からの旅行客の増加や、外資系ホテルの日本進出でとても増えました。
午前中と午後に最低ひとつづつは観光地を巡り、旅行雑誌やスマホを駆使して美味しい料理を食べに行き、ホテルへは眠りに帰るだけ。翌日はチェックアウトの時間より早く出発。といったような綿密にスケジュール組みされたアクティブな旅行も、一緒に行くメンバーによっては思い出に残る楽しい過ごし方です。計画を立てている段階からワクワクしてしまいます。修学旅行のあの楽しさですよね。
しかし館内にスパがあり、ラウンジやレストランも十分に充実しているホテルへ宿泊するのでしたら、外へ一歩も出ずに心ゆくまでそのホテルが提供してくれるラグジュアリーな空間に浸るということをお薦めします。
日頃お疲れで、もう旅行になんか行く元気もないし、計画を立てる気力もない。そんなときこそ、デスティネーション(目的地)をホテルにしてみましょう。ホテルまでなんとか辿り着ければいいのです。遠くまで行く必要さえないのかもしれません。
そこは言ってみれば
「どんな疲れたあなたも優しく迎えてくれる理想的な実家」でしょうか。
人が大人になるにつれ、無条件に甘えられる【実家】という存在は消えていきます。でもどんなに歳を重ねて大人になっても、疲れてどうしようもない時には幼い頃のように他のことを何も考えずに安心して休みたいのです。デスティネーションホテルは完璧にその役割を果たしてくれます。気に入ったホテルに2度3度と通えば、リラックス効果は2倍3倍以上に上がるでしょう。顔なじみのスタッフが出来るのもうれしい事です。新しい刺激は必要ではありません。理想の【実家】へ帰るのが目的だからです。
アクティブな旅行へ「行く」ときには目的地はホテルの外にたくさんあるので観光にかかる費用が必要です。しかし、デスティネーションホテルを選ぶときには全てが館内で完結できますので観光の費用を考えず、食事やサービスにに充当しましょう。あなたが安心してホテルに心を委ねられるかどうかはそこで提供されるサービスにかかっていますから、ここを節約してしまうとリラックスできないのに中途半端に費用がかかって残念な結果となります。
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ラウンジでゆっくり本を読む。お菓子がある。お茶が無くなったら何度でも淹れてくれる。食事だってここで用意してもらう。眠くなったらデザインの整った部屋に気持ちの良いベッドが。
これほど読書にふさわしい場所を私は他に知りません。
2つの学校図書館を預かる司書ですが、この意見は私の譲れない思いです。
ラグジュアリーホテルでの最高の過ごし方、皆様はどんなふうに過ごしてらっしゃいますか。
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