第137回 ぐっすり眠りたいときに読む本
ブックブックこんにちは!
東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。
第137回のテーマは『ぐっすり眠りたいときに読む本』です。
ふたりはのび太睡眠/ハンモック好きな柳下さん/柳下さんはのベッドはそろそろ替え時/寝転んで本を読むならどんな体勢?/神さんが老眼になってきた/老眼の定義/東京がワイルドシティに/柳下さんが無人島に何かひとつ持っていくならメガネそれにナイフを1本/いずれブックブックのepを集めたZINEを作りたい
【今週の選書】
柳下チョイス:『君のクイズ』小川 哲(著)(朝日新聞出版)
神チョイス:『村上春樹、河合隼雄に会いにいく 』河合 隼雄 (著), 村上 春樹 (著)(新潮文庫)
『ぐっすり眠りたいときに読む本』
寝る前のひととき、本を開く時間が好きです。
どなたが書かれたか失念してしまいましたが、睡眠について「どんなに大変な日でも一日の終わりには至福の時間が待ってる」みたいな言葉を読んだときに、まさに!と共感した覚えがあります。本を開いて活字を追ううちにだんだんと瞼が重くなっていき、もう限界、と眠りに落ちる感じ。至福です。(所要時間3分)
そんな貴重な時間にストレッサーになるのが視力の低下。神さんがそろそろ手元があやしくなってきたというお話です。「離せばわかるお年頃」へようこそ!
私はとっくにキテいるのですが、ここまで紆余曲折ありました。中学のころからコンタクトだったので、メガネで外出することに抵抗があり、まず、コンタクトと老眼鏡を併用(老眼鏡を忘れると仕事にならない)→コンタクトの強度を下げ手元のピントを優先する(これは夜道の運転が恐怖)→仕事の日は遠近両用(現在に至る)……と、ここ数年かなりじたばたしました。
最初に眼科で看護師さんに「リーディンググラスもおすすめですよ」と言われたときに、そんな素敵なメガネがあるのか!と喜んだのも束の間、要は老眼鏡のことでした。看護師さん、お気遣いありがとう。年を取るってこういうこと。
ちなみに、いわゆるコンタクト老眼なので、柳下さんと同じく裸眼なら近くはどこまでも見えます。
そもそも、小学生のときに斉藤由貴さんのメガネ姿に憧れてしまい、メガネをかけたいばっかりにベッドの薄暗いライトで毎晩マンガを読みふけりました。念願かなってメガネ女子に。なんでそんなバカなことをしてしまったのか。伊達メガネで十分じゃないか。タイムマシンがあったら昔に戻って自分を説得したい。
いつまでも快適に好きな本を読むために、みなさんも目は大切に。
(ADユリコ)
配信日:2024年10月2日(水曜日)