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akiyamaikumi
「本のソムリエ(仮)」を継続したいです。
こんにちは。
Twitterの表記を、「すたんど:本のソムリエ(仮)になりたい。」としました。ワインを飲まない(アルコールは飲めない)ので、「ソムリエ」の語義を理解した上で使っているのか心許ないのですが、(仮)をつけることでお許しをいただいたつもりでいます。
意とするところは、本を読んではみたいものの、どう選んだらいいかわからない、何を読みたいのかもわからないという方に、ほんのちょっとした助言ができるようでありたいということです。よろしければコメントやTwitterへのDM、リプライを通して「ご来店」ください。
昨日(4月4日)さっそくお一方がご来店くださいました。1冊紹介してほしいとのご所望でしたので、いまのご気分に合わせるのか、なりたい気分に合わせるのかについてお尋ねしました。
お客様は、「これから細々とした用事が重なって、気分がささくれだつことが予想されます。こんな気分の時に読める本はありますか(趣意)」とのことでした。
そこで選んだのがこちらです。
小池昌代さん編著の『通勤電車でよむ詩集』です(生活人新書)。Amazonでは、
次の駅までもう一篇。
足りないのは、詩情<ポエジー>だった。
北原白秋、谷川俊太郎、ディキンソンなど、生の真髄をうたう古今東西の名詩41篇。
多くの人と乗り合わせながら、孤独で自由なひとりの人間に戻れるのが通勤電車。
揺れに身を任せ、古今東西の名詩をよめば、日常の底に沈んでしまった詩情がしみじみとたちのぼる。
生きることの深い疲労感を、やさしくすくいあげてくれる言葉の世界へ、自らも詩人である編者が誘う。
と紹介されていました。
この本を紹介したのは、ランダムに開いたページでの、偶然の出会いを期待できるものとして、「詩集」、それも「アンソロジー」がお客様のご要望にフィットするのではないかと考えたからです。出会った詩歌が、お客様の心をそっと慰撫してくれますように。
ご来店ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。
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