見出し画像

【日記と考察】ネット心理教育体験会

こんにちは。

昨日(11月19日)18時から、Zoomにて開かれていた「ネット心理教育体験会」に参加しました。今回は記憶を頼りに、そこから得たインスピレーションについて書いていきたいと思います。おつきあいください。なお、記述に瑕疵があった場合につきましては、ご指摘を賜りたく存じます。速やかに修正等をいたしたいと思います。

さて、ここで言うところの「心理教育」というのは、あまり馴染みのない言葉だと思われますので、以下を参照しておきたいと思います。

12月から全25週にわたって実施されるこのプログラムでは、主として双極性障害の当事者が、自主的に症例や治療法についての知識を身につけて、自分のQOL向上に役立てることを目的とした学習の機会が提供されます(有償)。

従来では、双極性障害のような疾患にあっては、心理療法は効果がないとされていたようです。しかし近年、「心理教育」や「認知行動療法」「対人・社会リズム療法」といった「心理療法」が効果的であるとの研究報告がなされるようになったとのことです。

ただし、その場合であっても、「薬物療法」は欠かせないとあります。つまり、心理療法「だけ」ではなくて、薬物療法「プラス」心理療法の「併用」が望ましいということです。

実のところ、ぼくはこの「心理教育」という「言い方」に違和感を感じてきていました。それはつまり、「教育」を「教える」と「育む」とに分解したとしても、教育を提供する主体側と、される側との間に「非対称性」が生まれてしまうのではないかという違和感です。

そこで席上申し上げたのは、「education」と言った場合には、「元々内側に存しているものを『引き出す』」という含意があると教わっているということでした(が、調べてみたところ、この含意については根拠が乏しいようでした)。

しかしながら、中心者の方がおっしゃっていたのは、教科書に載っている「絞りカス」のような言葉ではなく、リアルに交わされ、シェアされる体験に基づいた知識がとても役に立ってきたということでした。そのことについてぼくは、「体温と湿度の伴ったリアリティ」というように言い換えて補完してみました。オンラインであるにせよ、個々・個別に行われる「学習」の限界を、複数の参加者間での知識と体験のシェアがされることで越えてきていたということだろうと思います。

ぼくが「うつ病」を発症した後、「双極性障害」と診断が変更されてから一貫して行ってきた当事者会への参加や、個別での学習といったことは、「病識を深める」というひと言の下にまとめられると思います。そしてそれは、「心理教育」が掲げ、目指してきていることと、そうそうベクトルが異なっているものではないと理解されました。

ぼくはこの「ネット心理教育」プログラムに参加できるものではありませんが、今回こうした認識に立てたということは、大きな収穫であったと思います。参加を快諾してくださったスタッフの方々には深謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

今回は以上といたします。最後までお読みくださり、感謝申し上げます。それではまた!


最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。ときどき課金設定をしていることがあります。ご検討ください。もし気に入っていただけたら、コメントやサポートをしていただけると喜びます。今後ともよろしくお願い申し上げます。