
【社長日記】 ちょっと死について考えてみたら怖くなかった
いつもnoteをお読みいただきありがとうございます。代表の菊池です。
2月27日は、ブックダムとして4作目となる新刊『ちょっと死について考えてみたら怖くなかった』発売日でした。
まずはこの日を無事迎えられたことに安堵しています。
本書に関わってくださった皆々様に心より感謝をお伝えしたいと思います。どうもありがとうございます。
Memento Mori ~死を忘れるな~
著者の村田ますみさんは・・・その素敵なお人柄と魅力を一言では語れないですね。経営者としてのご経歴もさることながら、そのバイタリティもアイデアを形にする行動力も、頭が下がるばかりです。
https://twitter.com/MurataMasumi
村田さんとの出逢いはさかのぼること2年前になりますが、そのきっかけは菊理ラジオでもお話していますので、よろしければぜひ聴いてみてください。
現在村田さんは、死についてフランクに語り合えるサードプレイス「終活スナックめめんともり」のママをされています。
2024年2月に1号店が東京都江東区森下にオープン、先日2025年2月15日には2号店が沖縄県那覇市にオープンしました。
https://www.instagram.com/mementomorishita/
"めめんともり"の意味は日本語で「死を忘れるな」「死を想え」などと訳されます。
死は恐れるものではなく、生き方を見つめ直すもの。
あなたらしい生と死について考えてみませんか?
本書を端的に表現すると、村田さんだからこそ語れる死生観をテーマにしたエッセイですが、読者に投げかけたいメッセージをひとつ挙げるとすると、このコピーになるのではないでしょうか。
ちょっとだけ死を明るく考えてもいい
ラジオでも少し話をしたのですが、本書の完成見本をとある経営者の方にお見せする機会がありました。
その方は読書がお好きな方で、ファーっと本をめくりながら仰られた第一声が「死について考えてみたら、というタイトルなのに、暗くない!明るい気持ちになりました」でした。
ああ、この本を通して届けたかったメッセージが、感覚的に伝わったのだなと思い、すごく嬉しかったです。
タイトルにもある「ちょっとだけ」が大切で。
命の終わりについて考えるのは、ちょっと重いし、怖いけれども、ちょっとだけ前向きに明るく考えてみる。
すると、ちょっとだけ背中を押してもらった気がして、ちょっとだけ顔を上げて、ちょっとだけ自分の歩きたい道を自分らしく歩いてみようかなと思える。
読者にとって、本書がちょっとした"きっかけ"になりますように。
それが読者の未来をめくることにつながりますように。
何かを遺すには人生短すぎる
最期を考えることで、もっと生きたくなる
本書がまだ製作段階にある中で、めめんともりで入棺体験をしました。(編集長の三田も一緒に)
「いつでも入棺体験ができる」というコンセプトが、終活スナックをつくろうとするきっかけになったと村田さんが語るほど、めめんともりの象徴的な体験コンテンツです。

棺に入って、弔辞を読んでもらって、棺の蓋を閉じられる前に、花をたむけられながら村田さんに言葉をかけていただいたのですが・・・
「菊池さん、素敵な本をつくってくださりありがとうございました 」
その一言が一瞬で心の奥深くに染みわたり、気づけば閉じられた棺の中で涙が頬を伝っていました。
あのとき棺に入りながら、「村田さんの本をつくり終えずして、まだ死ねねえ・・・!!!」と、死と真逆の生きたい欲求を感じていた自分がいました。
人生が長いか短いかは捉え方次第ですが、成したいことを成すには短すぎる。その真理を実感できた入棺体験でもありました。
ぜひめめんともりにお越しの際には、体験していただくことをおススメします。
生と死は表裏一体で、、死を考えることはどのように生きるかを考えることですね。
こうして生きて、本書を世に遺すことができ、とても嬉しく、感謝の気持ちに溢れています。
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。
『ちょっと死について考えてみたら怖くなかった』
ぜひ最寄りの書店様、もしくはAmazonでお手にとってみてください。
最後に余談ですが、Memento Moriという言葉にはじめて触れたのは、Mr.Children11枚目のシングル『花 -Mémento-Mori- 』
上司とカラオケに行ったとき、「これってまんま菊の歌だよね」と言われたことを覚えています。
Memento Mori ~死を忘れるな~
最期のその日まで、最期の1秒まで、私なりに、私たちなりに、本と出版の価値を高め続けます。
負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう
ふと自分に 迷うときは 風を集めて 空に放つよ 今
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