BOOK CLUB「注目の未翻訳本」の紹介
今回も未翻訳の中で、注目の書籍を紹介します。
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1. Orwell’s Roses / Rebecca Solnit
レベッカ・ソルニットの新作「Orwell’s Roses」では、1984で有名なジョージ・オーウェルの生涯や著作批評をまとめたもの。オーウェルが自然や動植物を愛していたことや、名著「1984」の執筆時の背景についても解説。
Orwell’s Roses (English Edition) by Rebecca Solnit
2. A Thousand Brains: New Theory of Intelligence / Jeff Hawkins
AIほどSF作家の想像力をとらえたものはないだろう。もし、あなたが「本当の」AIを作る方法を知りたいなら、この本は魅力的な論を展開してくれる。ホーキンス氏はPalmPilotの共同開発者として知られているが、神経科学と機械学習のつながりについて長年研究している。そんな彼の考えを知るのにこれほどいい入門書はない。(ビル・ゲイツ)
3. How the World is Passed / Clint Smith
生徒たちが歴史を通して何を学ぶべきか議論される中、詩人でジャーナリストのクリント・スミスは読者をアメリカ中へと連れ出すーーーヴァージニア植民地のモンティチェロのプランテーションから、ルイジアナの最高警備刑務所までーーー奴隷制の遺産、そして、それがどうやって国の歴史を形作っているかを強調するために。全米図書賞ロングリストに掲載されたという結果が、記憶や歴史、アメリカの現在に至る過去との清算との関係に対する洞察力に満ちた分析となっている。
4. Coding Democracy / Maureen Webb
ハッカーという言葉を聞くと、一見ネットインフラを破壊するはぐれもののように感じるが、著者 Maureen Webb は異なった考え方を提示する。ハッカーはデジタル時代における新た脱中心的なアクティビスト的な運動なのだ。そして、ハッキングは、体制や権威に対して争い、サイバースペース上で民主主義を形成する手段となる。
お知らせ
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