うまくいかなかった時の切り替え
私たちが落ち込む時、へこむ時ってどんな時でしょうか。
周りの人を見て、落ち込んでたり悲しんでいるなとわかる時は、
仕事でミスした時、
人間関係でこじれた時、
家族に問題がある時、
病気、ケガをした時、
これが多いなと思います。
私も同じです。
人間、差はあれどみんな同じなんだなと思います。
でも、落ち込ませている、へこませているのは自分なんですよね。
その出来事が起きたから落ち込んだんですけど、
同じ事があっても落ち込まない、へこまない人もいます。
自分の脳、考え方が自分を落ち込ませているんですね。
仕事でミスをした時、
「自分ダメだなあ、またやってしまった。」
「なんでこうなんだろう」
「人に迷惑をかけてしまった。」
「どうしよう」
こうなると、どんどんどんどん自分を責めて気持ちは落ちていきます。
さらには「周りの人はどう思っただろう。」
「ダメなやつだと思われた」と人の目が気になり、
自分が責めた上、人からも責められている気分になる
ダブルの責め気分にあってしまいます。
おそらくここまではほとんどの人がそうじゃないでしょうか。
ここで意識の切り替えが必要なんですね。
野球の試合でも、うまくいかなかった時
「ドンマイ、ドンマイ!」
「切り替えていこう!」
って声かけます。
うまくいかなかったことを引きずっても
次のいいプレーができないからです。
それがわかってるからみんな声をかけて応援するのに、
自分がミスすると、
自分にはその応援ができず責めてしまうことが多いんですよね。
落ち込んでもへこんでも事実は変わらないなら
次いいプレーができるように切り替えたいなと思います。
そこが難しいところではあるんですけれど。
私はミスした時、自分の脳の考え方を少しでもいい方へ持っていき
気分が軽くなった経験があります。
失敗したことだけにフォーカスすると
その気持ちがどんどん色濃く重たくなっていきますが
その他に何かできたこともあるはずで、
ちゃんと謝って誠実な態度がとれた私はえらい。
ミスの処理をちゃんとしようという行動が取れた私はえらい。
そのことは失敗したけど、他のことはできていることがたくさんある。
強引ですが、これでいいんだなと思えます。
今までの自分の常識からは、こんな考え方はできませんでした。
自分を責めて、落ち込ませて反省してっていう。
むしろ、そうしろって自分にさせていた感さえあります。
今は、自分が幸せな状態にいられるためには自分を責めず、
どんな自分も認める、ほめる、ということを学びました。
もっと前向きにとらえれば、
「自分の失敗どころがわかった。伸びしろがある。」
「できなかったことができるようになった。できる事が増えた。」
と自分の成長につなげることもできます。
サッカーの本田圭佑さんが同じようなことを言っていたのを思い出しました。
「自分に失敗はない。失敗は成功への過程」みたいなことだったと思うのですが、
うろ覚えだったので検索したらインタビューが出てきました。
もうひとつ、心に残った言葉があったので紹介します。
他の問題も同じで、自分が落ち込んでることも認めてあげて、
少しでもいい部分もあることを見つけて
そちらを見て切り替えていく事ができればと思います。