【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】吉本ばななが友達の悩みについてこたえる(著:吉本ばなな)
*メンタルが不調なときは、長文を読んだり、読書したりすることが難しいです。
私は双極性障害に罹患しており、うつ状態がひどいときは、読書はもちろん、テレビも観ることができませんでした。
今は体調も安定してきました。メンタルにちょっといいことを「ゆるっとまとめ」ていきたいと思います。
読まれる方も、お暇なときにのんびりと読んでもらえると嬉しいです。
【人間関係の悩みへの回答】
・妬んだ段階でそもそも仲がいい友達ではない
・自分のその人のことをどんなに大好きでも妬んでしまった段階で仲がいい友達という距離感を超えてしまっている
・妬んでしまったときは「自分は今、妬んでいるな~」と自分の気持ちををわかって終わらせる
・ステップバック(方法)→感情を認めて一歩下がる、前のめりにならない
・自分の気持ちが「一人でいたくない」のか「友達を作りたい」なのかまず分析をすることが重要
いつも隣にいて 価値観もぴったりという存在がいるとしたらそれは自分自身だけ
自分と仲良くなっていれば基本的に人間は大丈夫
・私は無視や裏切り行為をいきなりしてきた人とは一生付き合いません
会えば普通にふれあいも 振る舞うが、親しくはしない
繰り返しがちなことだし、 時間がもったいない
・違う人が別の機会で同じかんじで 無視したりすることが起こったら、 これはある程度自分にも何か問題があるのでは、と見つめ直した方がいい
・そこで自分の問題点を見つけて改善したら、同じようなことは自然と起きなくなる
【学校・仕事関係の悩みへの回答】
・学校は自分がお金を払って学ぶために通っているところ
職場は自分の時間を売って仕事をしてお金をいただくところ
友達作りの場所ではないことをいつも念頭に置くと気が楽になる
・ママ友のトラブルのほとんどは「経済の格差」
ママ友というのは経済力の差がそのまま関係に反映されやすい傾向がある
自分で働いた収入だと屈折が生じないが、 自分で働かずにお金持ちになったという状況に置かれると、プライドの持ち方に胃が歪みが生じる
周囲に対して力の差を誇示したり、権力を求めたくなることがある
自分の価値というものをそういう形でしか表現できなくなる
大人になると似たような収入の人ばかりがなかなか集まらないから起こる 問題だと思う
・子供同士が仲良くなる→親同士が仲良くなる
この順番は間違えないのが大切
リラックスした自然の自分でいれば、学校行事の連絡をしてくれる人くらいは周囲に現れる
【自分のありかた、うつ病の友達への接し方への悩みへの回答】
・リアルの世界で素の自分が出せないと悩んでいるならば、 少なくとも まず自分自身の心は開いていよう
・自分が自信が自分に心を開いていれば、少しずつ素を出せる友人が現れてくる
・基本的に病気というのは治るまで静かにしていないとならないので、「いつもこちらの扉は開いているよ」とオープンな状態を保って待つしかない
・うつ病の友達が混乱していてとんでもない言葉を投げかけてきて傷つくこともあるかもしれないけれど 、病気がそうさせていると捉えながら付き合っていくといい
・とにかく 通常の状態じゃないという気持ちを忘れずに接してあげる
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