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文学とは何でどう込めたらいいのか
■文学界新人賞の原稿
現在進捗具合は、原稿用紙換算で約60枚。
規定枚数が70~150枚なので、下限まではもう一息といったところ。
エピソードとしては主なところを消化しているので、あと後半部を書き上げて、一旦初稿としては80~90枚くらいで着地したいかなと。
着地した後で推敲で削ったり肉付けしたりするので、多分100枚ぐらいに落ち着くという計算です。ざっくりと。
内容は、フォロワーさんから長編で読みたいとの希望があった、短編「泳ぐ鳥」を書き直したものになります。タイトルも多分そのまま「泳ぐ鳥」になると思います。
短編では、主人公と縁で結ばれた高校の同級生とのエピソードが中心でしたが、長編ではこの高校の同級生を、同じ日に生まれた幼馴染と、後に結婚する大学の先輩に分け、役割と関係性を分割させて書くことで、物語に幅をもたせようと試みています。
短編でもエピソードとしてあった、「泳ぐ鳥」の絵を描く部分は、幼馴染との幼少期の経験を基にしたものに変わり、物語の最後の二人の関係の中心にあるものとして、終わりのエピソードにする予定です。
■文学を込めるには
ストーリーは描けている。短編で数を書いて練習してきたので、ここは去年の今頃よりはだいぶ上達していると自分では信じています。
登場人物の心理描写や感情表現はざっと書いたので、推敲の段階でもっと穿った表現に研ぎ澄ましていく予定です。
文学界新人賞は純文学の公募なので、作品の主題というか、テーマが明確に書けているかということも重要になるかと思います。
テーマは設定として身分上の差別の名残、というものがあるものの、それを中心に据えるというよりは、もっと個人と個人の関係に焦点を当てたテーマにしたいです。もう60枚も書いていてテーマも決まってないのか、と突っ込みたくなるところですが、書きながら手探りで自分の一番言いたいこと、を探している感じです。
うまく見つかればいいのですが。
■純文学へ頭をシフトチェンジ
読書傾向も純文学寄りにしていくつもりです。
積読してあったものもありますし、新たに仕入れたものもあるので、それらを読んで勉強しつつ、作品をブラッシュアップしていこうと。
小説野生時代は13日が期限なので、今日明日ぐらい寝かせて軽く熟成させて、明後日辺りから推敲を始める予定です。
こっちは規定枚数ぎりぎりなので、基本削る作業で、よほどのことがない限り付け足すことはしないでしょう。
文学界新人賞は9月末〆なので、こちらは余裕をもって寝かせて、推敲することができそうです。
この二つの賞を出したら、今年の公募は(多分)終了になりますので、悔いのないようにやりたいです。
また随時ご報告をさせていただきます。
それでは。