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【詩】酩酊

はしがき


【詩】酩酊

楽しくてしょうがない
大声出して笑ってる
そう、彼はヨッパライ
そんな自分が好きなのさ

抑え込んでた欲望も
勢いまかせでぶち撒けて
そう、彼はヨッパライ
そんな自分になれるのさ

頭が痛くて吐き気がする
何も記憶に残ってない
そう、彼はヨッパライ
そんな自分も好きなのさ

あの日にかけた迷惑だって
いつのことだか忘れてる
そう、彼はヨッパライ
そんな自分は見ないのさ

気付けばまた手を伸ばして
理性を捨て去り溺れてる
そう、彼はヨッパライ
そんな自分になりたくて

何もかもどうでもいい
気分が良ければそれでいい
そう、彼はヨッパライ
そんな自分でいたいのさ

もう手遅れだろう
出て行ったまま帰って来ない
そう、彼はヨッパライ
そんな自分が好きなのさ

そう、彼はヨッパライ
そんな自分が好きだった

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