発達障害とHSP
HSP気質の持つHSC
(子どものHSP)ですが、
もしかして発達障害かもしれないと
心配される親御様も多いと聞きます。
感受性が高い面では似ていると所も
あります。
そもそも発達障害とは何なのか、
HSPと発達障害の決定的な違いは
何かを検証してきますね。
発達障害とは、脳機能の
発達が関係する障害です。
発達障害がある人は、
コミュニケーションや対人関係を
つくるのが苦手で、
その点においてはHSP(C)も
似ていますね?
発達障害の行動や態度は
「自分勝手」とか「変わった人」
「困った人」と誤解されがちです。
そのため、敬遠されることも
多々ありますが、その原因が
脳機能の障害によるものなのです。
発達障害には、自閉症、アスペルガー症候群
その他の広汎性発達障害、学習障害、
注意欠陥多動性障害など様々ですが、
複数の障害が重なって
現われることもありますし、
障害の程度や年齢(発達段階)、
生活環境などによっても症状は異なります。
「HSP(C)」と発達障害のグレーゾーン
(診断はつかないものの、
著しく発達障害に近いような状態)との
決定的な違いですが、
発達障害にはさまざまな症状があり、
程度が軽い方から日常生活が
ままならない方までいろいろです。
程度が軽いと、余計に「HSP」との
区別がつきにくくなってしまうため、
専門家であっても「HSP」の状態を
「ASD」のグレーゾーンだと
間違えることもあるようです。
ただこれらの一番の違いは、
「他人の辛い感情を
自分のことのように捉えて、
苦しくなるかどうか」という点です。
「ASD」の傾向があるような
グレーゾーンの場合、
こういったことは見られません。
人の気持ちが読みにくかったり、
察することが苦手であることが
多いのです。
しかし、「HSP」は敏感に
相手の気持ちを察知します。
これが、発達障害の傾向が
あるかどうかを見極める
ポイントとなります。
ただ、HSP(C)と発達障害が
併発することもあります。
一番大切なことは、
もしお子様が発達障害、
もしくはHSP(C)の疑いが
あると思われたら、
ご自身で思い悩まずに
まずは専門家に相談してみることを
おススメいたします。
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