体験!
早速、木こり体験へ!
先日お会いした木こりの岡田さんのところへ興味のある数人で体験をしにお邪魔した。
まずは木をどうやって切り倒すかのレクチャーを受けました。詳しくはググってください!実際には、『受け口』という倒す方向に三角形?の切り込みを入れて、その反対側から『追い口』という受け口に向かってまっすぐ切り込みを入れていく。基本としてはこれになるらしい。
実際にやってみるとこれがまたうまくいかん!当たり前やけど。やっぱりチェーンソーはビビる!これは、ジェイソンのせいなんかもな。あれのせいで人が切られるイメージがついてしもたんかも。とかいう話はおいといて。まずは生えている木ではなく、丸太を使っての受け口、追い口の練習。
とりあえず一通りやってみた後、山へ!岡田さんの持っている林内作業車で!この林内作業者はウィンチがついており、伐倒した木材を積んで一人でも山から下ろしてこれる機械だ。
さあ!生えている木の伐倒講習!
①まずは、どの木を倒すか。
選木をする作業。基本的に山を大事にしつつ木材を切り出していく、という考えなので、一気に木を切っていくということではなく、間伐をメインに行っていく。その為に木と木の感覚が狭いと成長がうまくできないこともある。感覚の近い木を伐倒するとその対象となった残った木は太くなっていく。これをすることによって、木は切るが、残った木が太くなっていくので、『材積』は変わらない、というのが間伐の目的。他にも選木するのは、病気になっていたり、虫に食われていたり、二股になっていたり、色々そこの場所の諸条件によっても変わっていく。これは経験も知識も必要な部分だ。
②倒す方向
選木が完了したら、どの方向に倒すかを決める。間伐が行われていない山だと木が密集しており、他の木の枝に引っかかってうまく倒れない場合がある。ただ、低い方に倒せばいいというものでもない。状況によっては上に倒すし、その場合の注意点も様々ある。とりあえずの基礎としては、低い方に枝にかからず倒す!この方向をしっかり決める。そして、その決めた方向に倒すには、受け口をその方向に向かって切るのがまた難しい。チェーンソーにあるガンマークという印を木に沿わせてズレないように木に入れていく。
③受け口
倒す方向に向かって追い口を作っていく。斜めに切り込みを入れるときに力が入ってしまったり、平行に歯が入らなかったりと失敗ばかりだ。
④追い口
この追い口も非常に重要。受け口に向かってとりあえず、反対側から切っていけばいいというわけでもない。『ツル』と呼ばれる受け口と追い口の間に残す部分をいうが、これがうまく残せるかどうかで次の作業のしやすさも変わるし、木が倒れるスピードもこれによって変わる。あまりにも早く倒れてしまうと先端が折れてしまい、木材として出せないこともある。なによりしっかりツルを残すことが安全にも関わってくる。そして、チェーンソーを少し入れたら、すぐにクサビを入れていく必要がある。これは、ある程度切っていくとチェーンソーが挟まれることがあるし、反対側に倒れる可能性も防ぐ効果がある。また、チェーンソーを進めていくにつれてクサビも少しずつ打ち込んでいく。残すツルの部分までくるとチェーンソーを抜いて、クサビをひたすら打ち込んで、上部の木の状態も確認しながら進めていく。クサビを打ち込んでいると音も変わってくるし、パキッという折れたような音も聞こえてくる。
これが理想的なツル
⑤枝はらいと玉切り
うまく倒せたら『枝はらい』。木材として出荷するのであれば枝を払っておく必要があるので、しっかりと切っていく。これがチェーンソー慣れしていないと結構余計な力を入れてしまい、筋肉痛の原因になる。結構重たい。ただ、慣れてきてやり方がうまくなっていくと木に置いてしまっての作業ができたり、力入れずに淡々とできていくようだ。次に『玉切り』。これが簡単そうで、いろんな場合に対応していく必要がある。木の端と端がどこかに乗っている場合、木を上から切っていくとテンションがかかってしまい、すぐにチェーンソーが挟まれてしまう。上からある程度切ったら、下から切れ込みに合わせて切っていく。逆に一部のみ乗っかっている場合は、上からだけでも切れるが下の部分が、皮ごと割れていってしまう。そうなるとまた木材として出すときに良くない。ほんとに失敗しての経験も知識も大切だな。
あとは、林内作業車に木材を載せて降りる。ここの作業自体も色々あるけど、それはまたとして、まあ、一朝一夕でできるもんではないな。むずい!
でも、めっちゃ楽しかった!
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