#204 堀江貴文『多動力』読書アウトプット

資格維持のための本を探しに図書館に行ったときに、目に留まったのが、
堀江貴文さんの『多動力』という本。メディアでよく見る堀江さんの本は読んだことがなかったので借りてみました。
読んでインプットしたからには、気になったところをアウトプットします。

「すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追い込まれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。たまに“手抜き”をすることで、膨大な仕事を継続的にすることができる。
~中略~
仕事が遅かったり、仕事に忙殺されてしまっている人は、「仕事はすべて100点を取らなくてはいけない」という自己満足を、かなぐり捨ててみよう。
「完璧主義者」は、何度もやり直し、一つの仕事にアリ地獄のようにハマってしまう。目指すべきは完璧ではなく、完了だ。

P44-48 手作り弁当より冷凍食品のほうがうまい

最後の一文が刺さりました。
一つ一つのタスクや資料作成に対して「完了=完璧」と考えていました。
要件を満たしていれば自分の考える100点でなくても事足りることがあるかもしれません。
今のチームは人が減って、一人一人の業務量が数年前の2~3倍になっています。手が回らなくて「精度が落ちた=完璧にはできない」ものが出ていますが、たしかに業務に支障のないこともあります。
できるだけ多くの仕事を効率よく確実に進めていくために、「目指すべきは完璧ではなく、完了だ。」のフレーズは覚えておきます。

「飽きる」ということは何もネガティブなことではない。
飽きるというのは、慣れて、余裕が出たということだ。
大事なことは、飽きたらすぐに捨てることだ。
~中略~
どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまでには膨大なコストと時間がかかる。80点まではウサギの速さで駆け抜けても、そこから100点に到達するには亀の歩みになってしまう。
~中略~
一度深くまでハマり、あっさりと次へ移る。これからの時代は、そうやって80点取れるものをいくつももっている人が強い。

P64-68 飽きっぽい人ほど成長する

これは先日、社内で講演いただいた田村淳さんも似たようなことをおっしゃっていました。
後輩芸人にドラムセットを用意させて、少し叩いたら飽きたので、そのまま後輩にあげてしまったそうで、ご本人曰く「やってみないとわからない」だそうです。
興味のあるものは片っ端から経験して、飽きたらやめる、気に入ったら80点取るくらいまでやって、次へそのまた次へ、と繰り返すとタグになるものがどんどん増えていきそうです。

人生の中で「ワクワクしない」時間を減らしていこう。
そのためには、「やらないこと」を決めることが重要だ。
~中略~
僕はせっかちだが、おもしろいことだったら何時間でもやっていられる。つまり「絶対時間」ではなく「体感時間」が重要なのだ。
好きな女の子とデートをしているときには、それが何時間であろうとあっという間に終わってしまうだろう。一方で嫌いな人との食事はなかなか時間が進まない。
僕は、後者のような「体感時間の長い」ものは人生の中からどんどん減らしていくようにしてきた。

P72-77 経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない

「体感時間」は感じてはいたものの言語化できていなかったです。
楽しかったり集中できることは、本当にあっという間。特に遊んでいるときの体感時間はもっと続けたいと思うものです。
部活のキツい練習だったり、やりたくない仕事の体感時間は長くツライものです。体感時間の長いものを除くか、体感時間を長く感じないように考え方を変えるか、体感時間を意識してみようと思いました。

「よく寝る」は基本。
「多動力」を発揮するために、睡眠時間を削るのは本末転倒だ。
よく寝てこそ、超人的なスケジュールをこなすことができる。
~中略~
睡眠こそ人生を充実させるための最優先事項である。明け方まで飲むことが多いから、基本的には午後から仕事を始める。
無理をして早起きしたり、徹夜して何日間かすごい量の仕事をしたところで、長い目で見れば大した差はつけられない。身体を壊してしまってむしろ大きなロスをすることになる。

P172-176 仕事の質は睡眠で決まる

多忙な堀江さんがバリバリ仕事ができる一番の秘訣は睡眠のようです。
私は、睡眠が十分でないと日中のパフォーマンスが落ちることを、歳を取るごとに痛感しています。
在宅勤務中心で睡眠時間が確保しやすくなった環境に感謝しつつ、しっかり寝て翌日に備える習慣は維持していきたいです。

あなたが多動になるための最大のハードルは
「他人にどう見られるだろう?」という感情だ。
はっきり言おう。誰もあなたに興味がない。
好きなように生きて、思いっきり恥をかこう。
~中略~
一歩踏み出したせいでみっともない失敗をしたとしても、そんなことは3日もたてば誰も覚えてはいない。
恥をかく勇気、失敗する勇気さえもてば、どんどん免疫ができてリスクを取ることを恐れなくなる。この勇気をもつことが何よりも重要なのだ。
今、この瞬間から周りの人の目を気にするのをやめよう。
君の頭の中が、他人の振る舞いや失敗のことでいっぱいにならないのと同じように、周りの人は君のことなんてまったく気にしていない。外野の雑音なんて気にせず、君は飄々と我が道を進めばいいのだ。

P186-190 恥をかいた分だけ自由になれる

他人の目を気にせず行動しまくる堀江さん。
社内研修で沼田尚志さんからも「数年後、誰もあなたのことを覚えていない」と言われました。
今でも刺さっている言葉でもあり、行動に踏みとどまったときはこの言葉を思い出して、一歩踏み出すようにしています。

今や宇宙事業まで手掛ける堀江さんの行動の根っこがわかるような書籍でした。
すべてに共感とはなりませんが、著名な方々がおっしゃることと共通する部分も多かったです。
一番刺さった言葉、「目指すべきは完璧ではなく、完了だ。」を1週間の始まる明日月曜の朝、声に出して業務開始してみます。


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