#467 羨む相手には積み重ねがある

澤円さんのVoicy澤円の深夜の福音ラジオ 【第621回】「できない理由は簡単に見つかる。」を聴いたことのアウトプット。
キングコング西野さんの話にすごく共感した話。

西野さんがよく言われることで、「それはあなただからできるんでしょう」というセリフがあるんだそう。
要するに、「あなた有名だから、キングコングの西野さんだからできるんでしょう」「お金があるからできるんでしょう」「我々には無理なんですよ」ということを言われるらしい。なので、「キングコングの西野という名前を出さずに勝負してください」まで言う人もいるんだそう。
これは結構、僕共感して、かつ同じような経験がある。僕程度でもある。
というのも、僕のように何かしら時間とお金を投資して身につけたものを持っていない人たちからすると、僕の得意分野は、たしかに真似しても追いつくのは大変だという感じるかもしれない。あくまでそれは投資の結果であって、同じことをすれば違う形かもしれないが、身につくかもしれない。
なのに、今の僕の身についている状態というのを評して、「それはあなただからできるんだ」というふうに言うわけです。
でもこれはやっぱりちょっと違うなと思う。
キングコング西野さんも、ある日突然、ああなったわけではなくて、やっぱり積み重ねがあり、そして自分の中でじっくりと戦略を練って、そして形にしていったんじゃないかと思う。おそらく、いくつか失敗をして、失敗から学んで、さらに向上させていったり、改善していったり、そういうプロセスを踏んだんじゃないかと思う。
たしかに成功が華々しいので、何かすーっとそこに行ったんじゃないかと思うかもしれないが、だいたい成功者は、とんでもない量、挑戦して失敗してそこに行き着いているわけです。
僕ですら、いろいろな時間であったり、お金であったり、投資した結果として、プレゼンテーションやテクノロジーに関する話ができたり、そういったことが身についているわけです。
僕よりも長けていたり、スペシャリストはゴロゴロいるので、「俺すげーだろ」なんて思うような、そんな呑気なことは言ってられない。ほんとに毎日勉強しなければいけないし、ずっと改善し続けなければいけないという、ある意味、脅迫観念に駆られている部分もあったりする。
ですので、今の状態を見て「あなただからできるんだよ」と言われても正直対応に困る。
会社に関しても、僕の所属している会社は、有名な企業であるわけなんですけど、「あなたはそんなところに勤めているからできるんだよ」と言われるが、「会社に勤めている」ということと「僕が何かができる」ということは、必ずしも相関関係にあるとは限らない。
僕の勤めている会社にいるからといって、同じようなことができるわけではないですし、僕ができないことができる人も、ワンサカいるわけで、それはあくまで組織ですから、いろいろな人がお互いの穴を埋め合って運営されているのであって、会社に所属していることによって、万能になっているわけでも何でもない。あくまで僕個人というものは、今まで生きてきた50年の中で培ってきたもの以上のものを出すのは難しい。もちろんチームによって力を最大化するアプローチも取れるが、僕個人としてできることは、僕がひたすら積み上げてきたものにすぎない、ということになる。
(中略)
「あなたがそれをできないのとは相関関係ありませんよ」というのが正直なところ。でもこれ、結構ごっちゃにする人が多い。
なぜか知らないけれど、羨む言葉を口にして、本人が何をするかというところが、スコっとつけているパターンが実はめちゃくちゃ多い。

澤円の深夜の福音ラジオ 【第621回】
「できない理由は簡単に見つかる。」

著名人や成功している人の話は、「あなただからできる」と言わないまでも心のどこかで「自分には無理」と思ってしまうことがほとんどです。
この放送でも言われていたように、成功した人が語っている現時点を見て、「その人だからできる」と判断するのは安易すぎるし、思考停止している証拠ですね。
羨む相手には積み重ねがあり、単に羨んで「その人だから」とか「自分には無理」と思って終わるのではなく、その人の積み重ねた過程や体験を知り、刺激を受けて自分の糧にする方がポジティブだし、ハッピーになれると思います。


いいなと思ったら応援しよう!