#449 多様性についての再認識

先日、「わき毛があってどうしていけないの?」と主張してきたアメリカの歌手や俳優の女性たちの記事がありました。
セレブな方々なので「ドレスにわき毛は似合わないけど、人それぞれで自由だからいいんじゃね?」が、記事を読んだ直後の私の感想でした。
その後に見たコメントの中に、多様性に関して興味深いものがあったので書き留めておきます。

なんでもかんでも受け入れろって思想が根付いてしまうと今度は無感情になりそうなんですよね。許容と無関心は隣り合っていると思うのでそういう多様性文化が当たり前になっていくと他人を受け入れず自分勝手にやるだけの人間ばかりになりそうな気がしています。今はSNSで色んな人とつながれる時代なのでワキ毛生やしたい人で集まって好き勝手やるのがいいと思います。他人を無関心で無感情にさせかねない事を強要しないでいただきたい。

そんなもん好きにすればいい。 嫌な人は剃るし、そういう女性が苦手な人は近づかない。 他人がすることを一々評論する必要はないし、干渉しなければ良い。 好みは人各々なのだから。 他人に強要するようなアピールさえ慎んでもらえればどうでも良いことだ。

処理したくないのも自由。
処理しないことが嫌だと思うことも自由。
処理したくない人に「処理をしろ」と強要しないこと。
処理しないことを嫌だと思う人に「そんな感情を抱くな」と強要しないこと。
多様性ってこういうことだと思うのですが。。。
少数派を否定する人は悪みたいな風潮があることで、「それでもいいよね」と認めて来た人が辟易してきているのでは、と思います。

Yahooニュース
「ワキ毛に自由を!」エマ・ワトソンなど“わき毛解放”をアピールしたセレブ5人
のコメント

多様性に関して、最近なんとなく「なんでもかんでも受け入れろ」という風潮、一部の人に多様性を受け入れることを許容する風潮、が出てきているように感じてモヤっとしていたところで、それが言語化されたコメントでした。
そもそも多様性は、「受け入れる」のではなく「認め合うこと」です。
「認めよう」を通り越して「受け入れよう」とすると、当然できない人も存在しますし、強要するものでもないはずです。
自分が、認めて受け入れたからといって他人にも強要するのは間違い。
「そういう人もいる」と思えればよいのだ、と改めて認識しました。


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