#532 ベン・ホロウィッツ『HARD THINGS』読書アウトプット(第5章)

ベン・ホロウィッツさんの『HARD THINGS』を読んだアウトプット。
第5章です。
この章では、ふと抜け落ちてしまいがちな大事なことが書かれています。

第5章 人、製品、利益を大切にする-この順番で

かつてネットスケープのCEOとして私のボスだったジム・バークスデールがよくこう言っていた、「われわれは、人、製品、利益を大切にする。この順番に」。単純だが奥深い言葉だ。
「人を大切にする」ことは、3つの中でも頭抜けて難しいが、それができなければあとのふたつは意味を持たない。人を大切にすることは、自分の会社を働きやすい場所にするという意味だ。ほとんどの職場は、良い場所とはかけ離れている。組織が大きくなるにつれ、大切な仕事は見過ごされるようになり、熱心に仕事をする人々は、秀でた政治家たちに追い越されていき、官僚的プロセスは創造性の芽を摘み、あらゆる楽しみを奪う。

P145  

皮肉なことに、教育プログラムを整備するうえで最大の障壁は、時間がかかりすぎるという人々の認識にある。会社の生産性を改善するために、これ以上の投資はないことを肝に命じること。忙しすぎて教育ができないというのは、腹が減りすぎて食べられないというのと同じだ。しかも、基礎的な教育コースをつくることは、さほど難しくない。

P161 教育プログラムを実施する

「人を大切にする」は、仕事に限らず、生きていくうえで必要不可欠。
仕事に追われて目先の仕事に集中しすぎると、「人」より「仕事」を優先してしまいがちです。
メンバーだけでなく、関わるテークホルダーすべてが人で成り立っています。苦手な人や嫌な人とは、距離を取りつつ、「人を大切にする」ことは常に意識できるようにしていきたいですね。

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