#423 新名史典『「部下力」のみがき方』読書アウトプット(7章)

新名史典さんの『「部下力」のみがき方』を読みました。7章です。

7章 上司のモチベーションは部下が上げる!

上司のモチベーションは、いったい誰が上げるのでしょうか。上司の上司でしょうか? それとも社長でしょうか?
(中略)
では、いったい誰が上司のモチベーションを上げることができるのでしょうか?
それが、まさに部下の役割なのです。部下こそが、上司のモチベーションを上げることができる数少ない存在なのです。
(中略)
「彼女、すごく成長したんじゃない? よくがんばっているから、応援したい」と。これは、私にとって本当にうれしかったことを覚えています。私は、これといった効果的な指導はできませんでした。しかし、本人は一所懸命に粘ったのでしょう。それを、他の部署の人がほめてくださった。まさに、粘り勝ちです。
そして、その部下と打ち合わせをした際にそのことを伝え、それが私にとっても嬉しかったことを伝えました。そのときの部下のうれしそうな顔を忘れることはできません。
(中略)
部下の純粋な喜びは、こちらを幸せな気分にしてくれます

P156-157 上司にとって、部下の喜ぶ顔ほどうれしいものはない

自分ががんばることで、上司のモチベーションが上がる。これは、なかなかたいへんなことのようですが、実は簡単です。
それは、「ありがとうございます」と伝えるということです。上司はほめられることが少ない、ということを述べてきましたが、同様に「ありがとうございます」と言ってもらえることも少ないのです。
上司はやって当たり前、できて当たり前の存在です。やっても、誰からもほめられず、また、お礼を言われることもありません。
(中略)
会議で上司に同席してもらったら、部屋に戻ってから、「ありがとうございました」と伝えます。あるいは、メールでアドバイスをしてもらったら。「先ほどのメールの件、ありがとうございました」と伝えます。このような配慮は非常に重要です。
(中略)
ですから、短時間といえども、上司を独占できたことに対してきちんとお礼が言えるようになれば、上司は信頼してくれるようになります。そして、フォローしてよかったと思えるのです。たったこれだけのことで、上司のモチベーションを高めることになるのです

P159-161 上司に「ありがとうございます」を伝えているか

「上司はやって当たり前、できて当たり前の存在です。やっても、誰からもほめられず、また、お礼を言われることもありません。」のお礼を言われることがないというのは、書きすぎかと思いましたが、やって当たり前、できて当たり前は、あると思いました。これは、部下の思いすぎなこともあり、あくまで上司の役割の範疇を越えたら、当たり前はないと思います。
お礼は、人として、した方がよいことなので、上司部下といった縦だけなく、同僚や他部署といった横の人に対しても同様と思います。
人としてよい振る舞いをして、上司の期待に応える、あるいは期待以上の成果を出せば、直接でなく間接的にでも上司のモチベーションが上がることに繋がっていくのではないでしょうか。

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