#234 伊藤羊一『やりたいことなんてなくていい』読書アウトプット(第2章、第3章)
伊藤羊一さんの『やりたいことなんてなくていい』の第2章と第3章を読んだアウトプットです。
第2章 「仕事恐怖症」だった私が、仕事に救われた理由
どこからどう見ても「仕事恐怖症」だった私ですが、その「仕事をやり遂げる経験」によって、驚くほど大きくかわることができました。
「あなたしかいない」と言ってくれた取引先、「なんとかしてやる」と言ってくれた上司、助けてくれた先輩や同僚といった、目の前にいる人たちのためにがんばれたのです。
それまでの私は、仕事恐怖症に加えて、「モチベーション迷子」でもありました。
仕事をする上で、自分が一番楽しい瞬間はどんなときか、何のために仕事をしているのかというモチベーションの源泉がどういうものか、わかっていなかったのです。
しかし、この経験を通じて、私は「目の前の人の役に立つこと」が、自分のモチベーションの源泉だとはっきり気づくことができました。
同時に「目の前の人の役に立つということは、社会の役に立つのと同じことだ」と、心から理解することができたのです。
世の中の多くの人が「モチベーション迷子」だと思います。
私もそうでした。
伊藤さんの書かれているように「自分が一番楽しい瞬間はどんなときか、何のために仕事をしているのかというモチベーションの源泉がどういうものか」に気づけないとずっと迷子のままだと思います。
私は、人からの感謝のフィードバックを得て役にたっているという実感、完全な分業でなく仲間と頻繁にコミュニケーションを取りながらする仕事がモチベーションの源泉だと感じています。
第3章 「なぜか周りに助けられる人」が大切にしていること
そもそも、「コミュニケーション能力が、キャリアとどう関係あるの?」と思われる方は多いでしょう。
しかし、実は「あなたのキャリアはコミュニケーション能力で9割決まる」と言っても過言ではありません。
(中略)
では、どうすれば「応援される人間」になれるのか?
それは「フラットな人間関係を築けるかどうか」で決まると私は考えます。
フラットな人間関係とは、上下関係なく、誰とでも対等に接すること。
もっと言えば、相手のありのままを受け入れるということです。
「こういう人は応援されないだろうな」というタイプはなんとなくわかります。
それは、相手が誰かによって、態度を変える人。あるいは、相手がどういう状況にあるかによって態度を変える人です。要するにフラットでない人です。
今までの上司や仕事で関わって、人から好かれている人や一目置かれているデキる人は、みなさんフラットでした。そして謙虚でした。
謙虚でフラットに人と接することができる人は、周りから応援されたり助けてくれる人が必ずいると思います。
どんな人にも信頼される2つのポイント
1つは、相手に貢献すること。
もう1つは、目的を持って人に会うことです。
1つ目の相手に貢献するというのは、小さいなことでもいいから、出会った相手が喜んでくれることをする、ということです。何か提供できることはきっとあるはずです。
2つ目に心がけていたのは、目的を持って人に会うということ。
短期的な見返りを期待しない、というのは一見、相反することのようですが、長い目で見たときに目的意識は大事です。
「相手に貢献する」
これは澤円さんもよくおっしゃっているGive Firstです。
そして「目的を持って人に会う」
目的を持って本を読んだり、勉強したりするのと同じで、目的を持つと持たないとでは、得るものも違ってくると思います。