新しいプロジェクト「Wedding Park 2100 –ミライケッコンシキ構想–」を開始しました!
何かと心落ち着かない日々ですが、
本日、結婚・結婚式のイマを知り、ミライを創り体験していくプロジェクト「Wedding Park 2100 –ミライケッコンシキ構想–」をスタート、スペシャルサイトをリリースしました!
2100とは、約80年後、2100年のこと。
10年後でも30年後でもなく、
もっと、ずっと先の未来の結婚式について、みんなで考えてみませんか、というメッセージを込めて、2100としました。
このプロジェクトでどんなことをしていくかは、
公式noteで書いてもらいましたので、詳しくはそちらをぜひ。
私のnoteでは、このプロジェクトが今回の形に至るまでの道のりと、
私たちの思いを綴っていきたいと思います。
「外に出られない」「集まれない」ことが、ウエディング業界に変化をもたらした。
2020年3月下旬。
東京都からの要請に従い、私たち(株)ウエディングパークも全社員在宅での勤務となりました。
4月には東京など複数の都道府県に緊急事態宣言が出たこともあり、外に出るといえばベランダ、同僚や友達と顔を合わせるのはZoom、買い物は通販、というような外に出ない生活を1か月以上。後日、どの靴を履いても靴擦れをおこすほど、靴を履くことすらしていませんでした。これをお読みになっている方のなかにも、同じような生活、働き方をされていた方がいらっしゃるかも。
例年、3月~5月は気候が良く、桜や新緑が美しい季節なので、たくさんの結婚式が行われます。そして、毎年5月のゴールデンウィーク明けには同年の秋以降の結婚式のために式場探しをされる方が増える時期でもあります。
でも今年は、外に出られない。集まれない。
結婚準備のサイトを運営している私たちのもとに届くカップルたちの不安や悩みは切実で、私たちがその時できることを必死で考える日々でした。
このころから結婚式の現場では、今までなかった新しいサービスや商品が次々生まれはじまりました。「オンライン式場見学」や「結婚式のLIVE配信」、「自宅で挙げる結婚式」、「披露宴会場に合う飛沫防止のアクリルパネル」…。
日ごろから高いレベルのホスピタリティサービスを提供しているウエディング企業。新サービスが生まれた経緯を取材させていただくと、おふたりの結婚式を安心安全に、どうにかご希望を叶えて実現したいというスタッフの皆さんの思いと試行錯誤が伝わり、お話を聞くたびに感動で胸が熱くなるとともに、「私ももっと頑張らなければ」とパワーをいただくようになっていました。
これまでもこれからも、私たちの意義は「結婚を、もっと幸せにしよう。」
この1年、いろんな「当たり前」があっけないほど簡単に変わっていくのを目の当たりにしてきました。その一方で、表層が変わっても、芯は変わらないのだなと思うようなことも、いくつも体験しました。
私たちウエディングパークで言えば、
働き方や、カップル・お客様へのサービスは変わったところもあるけれど、経営理念への思いは変わらず、より強くなったように感じています。
前回私がnoteを更新した約1年前(!)、
私は「#結婚はこのままでいいのか」プロジェクトの担当をしていて、
さらにその半年前には「#ふたりのカタチ」コミュニティをやっていて、
その2年前には「結婚あした研究所」を立ち上げていました。
今も続いているもの、もう終了したもの、いろいろですが、すべて私たちウエディングパークの経営理念「結婚を、もっと幸せにしよう。」のために、多様化する「結婚の幸せ」とその本質を見つめようと取り組んだもの。
去年はコロナ禍の変化に対応するため、かなりの時間をチームでの議論に費やしましたが、議論が膠着したり、猛スピードで変わる社会情勢に振り回されそうになった時、立ち返るのはいつも経営理念「結婚を、もっと幸せにしよう。」で、Wedding Park 2100も突き詰めると「結婚の幸せとは」を考えるための企画です。
やっぱり、そこに、私たちの意義があります。
2100年も結婚を祝う文化はなくならない。たとえ形が変わっても。
私自身は、2100年も結婚を祝う文化自体はなくならないと思っています。
結婚は「誰かと共に生きることを選択する」という意思の表れで、結婚式は、その決意をした節目を大切な方々とともに祝う機会です。
結婚に限った話ではありませんが、一人ひとりのかけがえのない人生における決断が「不要不急」なわけはなく、仲間の節目を祝い、幸せを願うという豊かな文化がこの先なくなるとは考えられません。大勢で集まって、頬を寄せて写真を撮って、乾杯して食事して、おめでとうと抱き合って…
今は、同じことはできないけれど、同じような気持ちを感じられる新しい方法が、この先も生まれていくと思うんです。
話は少し変わりますが、
今、結婚を決めたおふたりの約半数が結婚式を挙げない「ナシ婚」層と言われています。「ナシ婚」を選択された方々に理由を伺うと、「資金がなかった」「他にお金をかけたかった」「面倒」など、「結婚式に対してお金をかける意味や価値」を感じることができなかった方々が一定数いらっしゃいます。
これは、結婚式に高額かつ、画一的なイメージがあることと同時に、結婚式が非日常的なイベントである特性上、「結婚式の意味や価値」がうまく一般消費者に伝わっていないことも原因としてあるのではないか、結婚するおふたりの門出の祝い方の多様性を問い、新しい結婚式の形が生まれるような取り組みがいつかできないかと以前から考えていました。
今が、そのときかなと。
数年前に比べ、生き方の多様性と、そのひとつの選択である「結婚」の多様性について語られる場がずいぶん増えてきた印象があります。「結婚」が多様であるならば、とあるふたりが人生を一緒に生きていこうという決断を祝う「結婚式」についても、多様なアイデアが語られる場を持つべきです。
1回目の緊急事態宣言が明けた6月頃から少しずつ式場探しが戻り、9月頃からは結婚式の実施も増えてきました。でも、一度変わった「便利なもの」や「本来必要でなく今回なくなったもの」は、きっと元には戻りません。これから登場する新しい技術などをきっかけに、さらに変わっていくものもあるかもしれません。
簡単には想像できないようなずっと遠い未来に思いを馳せながら、残したい大切なところと、変えるともっと素敵になるところを見極めて、未来の結婚式にワクワクする。3月のイベントは、みなさんと一緒にそんなことを体験できるような場にしたいなと思っています。
イベントをオンライン・オフラインどのようなバランスで、どう実施していくかは、状況をみながらギリギリまで検討させていただく予定でおりますが、2021年3月19日(金)〜21日(日)のうちほんの短い時間でも、ぜひみなさま、何かしらの方法にてWedding Park 2100のイベントにご参加いただけたら嬉しく思います。
結婚に興味のある方、結婚式の未来を考えたい方、2100年の未来や、ウエディングパークという会社がちょっと気になるなという方、などなどなど…どなたでも大歓迎です!
最後になりましたが、本日公開したスペシャルサイトも、3月に実施予定のイベントも、すでにたくさんの方にご協力いただいています。ありがとうございます。やっと今日情報解禁できたので、ここから新しくご相談をさせていただくことも多々あると思いますが、そのときは、話だけでも聞いていただけたら幸せです。
みんなで、幸せな結婚と結婚式の新しい未来を創っていきたいと思っています。
Wedding Park 2100、どうぞよろしくお願いします!
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大切なひとを祝いたい、大切な人に感謝したい、大切な人と集まりたい。
そんな「人間らしい」気持ちはこれからも残っていく…ということを、こちらの対談記事でもお話しました!
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