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マチネの終わりに
とても久しぶりに、映画の試写会が当たった。原作は、申し訳ないのですが、読んだことがなくて。キャストも、よく知らず、石田ゆり子とあったので、悪くなさそうと、出かけて行った。
東宝の試写室は、こじんまりしていて、素敵だった。映画に、集中できたのである。たいていの試写会は、会場が大きく、普通に映画を見ている感じなのに、今回は、全然違った。
会場が満員というわけでなく、苦しくない環境で、映画を楽しむことができた。ほんとうに、素敵な映画だった。
「わたし、結婚するの」
「だから、止めに来た」
うーん、せつない。動き出したハートは、止められない。そこを制御できるのが、大人。石田ゆり子が演じる洋子は、それができる女性だった。
でも、そこから、2人の人生は、第三者によって、翻弄されてしまう。つらく、切なく、哀しい。クラッシックギターが奏でる音楽が、心の動きに寄り添っている。
福山雅治演じる蒔野聡史は、右手の爪が伸びていて、それがギターを弾く姿を格好良くしているな、って。
お互い、別の人と結婚をして、子供が生まれ、洋子は離婚、聡史は音楽から遠ざかる。何ともやるせない。2人の今は、過去からの延長線上にあるけれど、それは、本人たちの意思とは別の力によるものだったのに。
でも、6年の歳月は、2人には必要だったのかも知れない。ほんとうに愛する人に出会えることは、素晴らしいこと。
幸せな気持ちになる映画でした。今でも、素敵な気持ちを、引きずってる。刹那的な恋愛より、滋味のような恋愛が、いい。
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