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海外に住んでいる方が、まめに自炊する説〜お肉は好きですか?〜
個人的には海外生活している時の方が、料理・自炊する。
もともと「外食」がそんなに好きじゃないし、
海外だと一人で外で食べてる人って少なし、
何よりも、特に海外で自分「好み」の食事をするにはやはり自炊が一番、
と言うのがその理由。
なので、私が自炊をするのは「節約」とか「健康」とかのためではなく、
「自分好きなものを食べるため」。
肉の塊を扱う
海外でのお肉購入問題。
日本のスーパーに行くと、「薄切り」「こま切れ」とか調理しやすい形状で、かつ小分けのお肉が売っているが、海外だとそんな丁寧に処理されて売っていないことが多い。
むしろ肉は「塊」で売っていることが多い。
500g〜とかで売られているので、一人暮らしの私は大抵一回で消費し切れず、小分けにして冷凍するケースが多い。
東ティモールで暮らしている時、肉の塊のまま料理することにハマった。
もともとスーパーで売っているのは肉も魚も「冷凍物」で、中国やブラジルからの輸入品ばかり。
安く売られる冷凍肉。
”抗生物質漬けのタンパク質”とでも言うべき物体を食べることへの抵抗感が半端ない。。
「フレッシュなお肉買えないかなー」と周囲に聞いてみたところ、地元の肉屋さんでそこそこの品質とお値段のローカルのお肉が買えることが判明!
家から車で15分程度のお肉屋さんでは、基本は地元で飼育している牛肉を取り扱っている模様。
時々によって部位の品揃えにムラはあったが、大抵はステーキ用にスライスされたものか、あるいは塊のままショーケースに陳列されていた。
まずは比較的扱いやすいステーキ用のスライス肉を買っていたが、自分で焼くステーキって固くなってイマイチ美味しくない。
結論:「(お安いお肉で)ステーキを美味しく焼くのは難しい」
一方で、煮込んだりオーブンでじっくり焼く系のレシピはだいたい外れないことも判明。
思ったよりも料理にも手間がかからないということがわかったので、お肉屋さんに行くときは肉の塊(1kg程度)を買うようになった。
(塊と言っても、小ぶりなら大体は900〜1500g程度で買える。まあ一人だと十分多いけどね。)
肉の部位名称と特徴を知る
肉には全く詳しくないので、とりあえずお店で買うときには、「どの部位か?」を店内に飾られた牛さんの絵を見ながら、毎回店員さんに指差し確認。
色々試した結果、私なりの理解は以下。
- ランプ(もも肉)は脂は少なめ、食べ応えある赤身を食べたいとき。
- テンダーロイン(フィレ肉)は値段が高い(モモの倍もする)が、柔らかい。
- シャンク(スネ肉)は、筋をとる下ごしらえがめんどくさいが、煮込みにすると”ほろほろ”になって美味い - サーロインは脂も多めなので、ジューシーな肉汁を求めるとき。
毎回いったときに売っているお肉の部位は違うので、その日あるものを調達してから、何を作るかメニューを考える、という流れが定着。
塊メニュー
定番はローストビーフとシチュー
おしゃれ料理のように聞こえるが、要は「丸焼き」と「煮込み」なので実は手間がかからない。
レシピはググったらいくらでも出てくるので、初めの頃は律儀にレシピ通りに作っていたが、手順が少ないので慣れたら材料も分量も適当でOK!
ローストビーフに関しては、自宅にはオーブンがなかったのだが、調べたら「オーブントースター」でも出来ることがわかった。
火の入れ具合に少々コツがいるのだが、3回目当たりにはコツを掴んだ。
にんにく多めに刷り込んで、塩胡椒もしっかり目に下味つける。
ソースは出てきた肉汁にバターと赤ワインを入れたて煮詰めたらそれで十分。
おすすめはもも肉。贅沢にテンダーロインを使うとしっとりと柔らかく仕上がる。
シチューなどの煮込み系にはすね肉やフィレ肉。
しっかりと下処理して筋を取っておくことが、お肉を柔らかく仕上げるポイント。
筋の取り方は自己流だけど、包丁の扱いに気をつけながら、細かい作業も結構楽しい!
私はいわゆる「小麦粉入り」のトロトロビーフシチューよりも、赤ワインやビール(安いやつね)をドボドボ注いで、サラサラ系で煮込むのが好み。
にんじんと玉ねぎは必須で、形がなくなるくらいまで煮込む。
アスパラやブロッコリーで青みを入れると綺麗だけど、一緒に煮込まずに、別歯ごたえが残る程度に茹でて盛り付け直前に添えると見栄えも食感も良い。
こう文字に起こしてみても、いまいち伝わらないのが難しいところだ。結構なんども作ったのに、写真とか全然撮っていないのを今更ながら後悔。。。
牛肉が高い日本ではなかなか・・・
ローストビーフも煮込みも思ったよりも全然手間がかからないし(一度火にかけてしまえば、あとは放置)、材料も特別なものを用意する必要はない。ネットにあるレシピ見るとローリエとかおしゃ材料聞いてあるが、使ったことないが、全く問題なくできるし、ご馳走感満載になる。
正直日本だと牛肉は高いし、赤みを塊で買うことはなかなかないけれど、どこかお手頃にお肉を買える機会が有れば、ぜひともまた作ってみたい!