雨季のためのオリジナル・スパイスカレールー

先日書いた私の趣味、カレースパイスの配合だが毎回少しずつスパイスの配合を変えて風味の変化を楽しんでいる。

最初の頃は、香りが強すぎて癖が強くカレーにしても味が尖ったものになってしまったり、香りを控えすぎて味がぼやけてしまうものなど試行錯誤を繰り返した。
最近、ようやく自分好みの味の黄金比が見えてきて、その中で少しずつ配合量を変えて季節などに合わせて風味を変えている。

職場に、スパイスに詳しい同僚がいる。
彼女は、ヨガ教室を開いていた経歴もあるのだが、現在はタイに移り住んでいる。
ヨギーである彼女は、インド・ネパール系のスパイス料理などに詳しく、前回のnoteに書いたバンコクのインド人街も私よりはるかに詳しい。

スパイスの新作ができると、毎回彼女に献上している。
客観的な感想を聞きたいという理由が一つ、そしてそのスパイスを使った別の料理のレシピを知りたいというのがもう一つの理由だ。

先日作ったスパイスも早速献上したが、すぐにフィードバックが来た。

今回は、大豆ミート使用のドライカレーを作ったとの事。
さすがヨギー、料理も意識が高い。

そして、スパイスの感想。

「今回のスパイスは少し爽やかな感じがした」

その通り！
今回は、雨季に入ったので香りを少し強めにしたのだ。

雨だと気分も沈みがち、食欲も減退してしまう。

そこで少し香りを強めにして華やかな風味にした方が、心も弾むし、減退した食欲も増進するかもしれないと思い、香りの強いカルダモンとクローブを若干増量したのだ。
さすが、この微妙な配合に気づける能力。
作り手の意図を汲んでくれるのはありがたい。

次のスパイスも何か仕掛けを作って渡したい。