Jabra Elite 75t　－使用2か月のまとめ－

Elite 75tを使い始めて2か月ほどが経ったのでいったん使用感をまとめておきたい。

■音

今まで使っていた安物のワイヤレスイヤホンとは違い、とにかく音がクリア。
場合によってはこれまで使ってきた1万円弱の有線よりもクリア？と思うくらいの音。
これはチューニングの仕事のせいもあるのだろうが。
圧迫感はないのに、頭蓋骨が揺れるような低音も出るし、高音も耳に刺さらない、とげとげしくないきれいな音。
音楽を聴くとワクワクするような音だ。
エイジングをしていくとまた違う味わいになるというレビューもあったので楽しみにしていたのだが、残念ながら一か月使用する前に初期不良に見舞われてしまった。

■ANC

ファームのアップデートによって追加された機能なのに、なかなかしっかりとノイキャンが効きます。
私の家の周辺は本当に静かで騒音自体ほぼないのですが、それでも、つけっぱなしのエアコンの音、断続的に作動する近所のウォーターポンプの作動音なんかは、まったく聞こえなくなるレベルでカットしてくれます。
ほぼ毎日行く、大き目な食品市場。人も多いためガヤガヤとうるさいのですが、ここでもANCをオンにすると、かなり音が軽減されました。
例えるなら、はめ殺し窓のビルの10階くらいから沿道のお祭りを見ている時のような感じの感覚。
音がかなり遠くなるといった印象です。
市場でANCをオンオフしてみると、その違いの差に驚くレベルです。

近くのコンビニまで買い物に行くときは、バイクでノーヘルで行くのですが（大きな通りに出なければOKというタイの風潮）風切り音もいい感じに軽減してくれます。
SONYやBOSEのANCの評価の高いものとは比べたことはないですが、自分の生活圏の中では十分すぎるレベルのノイキャンです。

■初期不良

使用一か月を前にしてバッテリーケースとの接触不良が出て、右側が充電できなくなる。
サポートは、日本語もあるようなのだがIPアドレスで振り分けられるのか英語サイトにしかつながらない。
仕方なく、英語のFAQからそれらしい対応法を見つけるも改善されず、サポートに連絡。
翌日には返事が来て、チェックしたいので送り返してほしいとのこと。
タイのオフィシャルストアで買っていて良かった。
返送先もバンコクのセンター。
残念ながら送料は自己負担だった。
センターに返品した商品が到着したときにSMSで連絡が来て、その後一週間ほどで新品が送られてきた。
エイジングはやり直しだけど、新品なのは気持ちが良い。

■機能

その他の機能もなかなか痒い所に手が届く。
この機種は、二台同時に接続しておける。
例えば、MacBookでZoomに接続しておきながら、iPhoneにも接続して電話の待ち受けをしておける。
これは意外と便利な機能だと思う。
一度ペアリングしておけば、自動的に二台と接続される。
iPadとiPhoneに接続しておけば、iPadで映画を見つつ、iPhoneに電話が来たらそれに出ることもでき、通話中は動画はストップ、通話が終わると再開されるという便利な機能もあるらしい。
Zoom中にも、動画を見ている間にも電話がかかってこないのでまだこの恩恵にあずかったことはない…。

別の特徴としては、集中するためのノイズや環境音が選択できること。
専用のアプリの中に、サウンドスケープという項目があり、ピンクノイズ、ホワイトノイズ、滝の音などの騒音をかき消し集中できる音が用意されている。
さらに、波や雨の音、鳥のさえずりなどの自然音も選択できる。
私は、音楽を聴いている時が一番集中できるのだが、日本語やタイ語の細かい表現をチェックして直すときはこのような音を選択したほうが正確にチェックできるので利用している。

他にも、健康診断の時の聴力検査のように色々な周波数の音が聞こえるかチェックして、それに合わせて音を自動で調整してくれる機能もある。
10数種類の音が流れて聞こえたら画面をタッチしていくのだが、聞こえない音があると地味にへこむ…。

■まとめ

タイのアマゾンや楽天のようなLazadaというサイトにJabraのオフィシャルショップがあり、そこでの購入でした。
Lazadaの周年祭のようなセール期間中に、3,375バーツ（11,812円）送料無料で購入。
オフィシャルで購入したという安心感、2年保証付きという事もあって良い買い物ができた。
心配していた、サポートも早々に経験でき、送料自己負担以外は対応にも満足している。
（送料といっても商品用の箱も配送業者の窓口で購入して60バーツくらいなので大したことはないですが）
2か月ほどの使用期間ですが、現状では満足して、愛用するイヤホンになっている。