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RSGT2025にプロポーザルを出しました

先日、RSGT2025にはじめてプロポーザルを投稿しました!登壇経験もなく、すごい業績をあげているわけでもない私が「参加したい!」と思い悩みながらプロポーザルを書いたときの気づきを残します。

実は2度目の登壇チャレンジ

実は、プロポーザルを書くこと自体は初めてではありません。過去に「Women in Agile」に応募したことがありました。2023年にスクラムマスターとして働き始め、改めて体系的にスクラムを学びたいと受講したScrum Inc.さんの「Registered Scrum Master® Training for Woman」でアドバイザーとして参加されていた知花 里香さんからご紹介を受けて、Women in Agileのイベントを知ったのです。
オンサイトで参加したい旨を会社の人に伝えたところ、「どうせ参加するなら発表側になれば?」と言われて、初めてプロポーザルを書くという作業をしました。

しかし、当時の私はスクラムマスターとしても駆け出しでこれと言って発表できるようなネタもなく、そもそも何を発表したらよいのかもわからず、周りの人が書いている内容を参考にしながら当たり障りのないことを書いて見事にREJECTされました(あたりまえ)
ちなみに当時のプロポーザルはこちら

イベントに現地参加して感じたこと

何度かアジャイル・スクラム関係のイベントに現地参加して、いろいろな人の発表を拝見したのですが、その中でも私の行動に変化を起こしたものがありました。光川さんの勇気を出してコミュニティの仲間になろうと、西内さんのただいま、Be Agile 〜向き・不向きを探す旅からの帰還〜です。お二人が発表の中で話していた不安や迷いが、今の自分とマッチしていて、その中で自分にできることを考え実際に行動して成果につなげていると知り率直に後に続きたいなと感じました。自分自身も、プロダクト開発に向き合う中で悩みを持つ人たちに、明日から行動を起こせるヒントや勇気をお届けしたい!と感じるようになりました。

同僚を誘って準備開始!でも何を書こう?

ちょうど、RSGT2025のプロポーザル応募が開始したタイミングだったので同じチームの同僚を誘い、登壇を目指してプロポーザルの準備を始めました。Women in Agileの苦い経験から1年弱、微力ながらそれなりにネタにできそうな活動もあったので、二人であーだこーだ言いながらStrapに付箋を貼り、何を話すか決めることにしました。
以下のような感じで進めました。

  • 話したいテーマをざっくり決める

  • テーマに沿った自分たちの活動を列挙していく

  • 結果、どんな成果や学びがあったかを振り返る

しかし、「話したいテーマ」を改めて考えるとぼんやりした方向性は見えるものの、「これを話したい!」という確固としたものをお互い言語化できていませんでした。とはいえモノを出さないと始まらないので、「自分たちが」何を話したいか、「自分たちが」どんなことをやってきたかをまとめつつ、(組織方針の話も絡んでいたので)なんとなく会社に遠慮した感じの何が言いたいかわからない代物が出来上がってしまいました。
ん?これ1年前のWomen in Agileのときも見たぞ・・・

「このセッションで何を得られるの?」

プロポーザルを出そう!と決めて1か月以上経過していたことの焦りもあり、なんかよーわからんふんわりしたものができたけどこれ以上自分たちで悩んでもわからん!ひとまず誰かに見てもらおう!!と、社内のスクラムマスター仲間にレビューしてもらいました。ある先輩から、章タイトルのようなことを言われました(そのままストレートに言われたわけではありません)
ずっと「自分たちが何を話したいか」ばかりにフォーカスして考えていたけど、そもそも私は「プロダクト開発に向き合う中で悩みを持つ人たちに、明日から行動を起こせるヒントや勇気をお届けしたい!」と思って二度目のチャレンジをしていたことをすっかり忘れていたことに気づきました。きっと当日は何百人もの人が集まります。その人たちは何を知りたくてRSGTに足を運ぶのだろう?貴重な時間を割いてでも得たいことって何なんだろう。

改めて、「誰に何を伝えたいのか」をもっときちんと言語化することにしました。この時気を付けたのは、「チームの周りで何が起こっていたか」はあまり言及せず「自分たちはどう考え、何をしたのか」にフォーカスしました。

振り返りのメモ。無理やりアジャイル開発宣言に結びつけているのはそっとスルーしてください

元のプロポーザルを微修正するのではなく、改めて話す内容の構成から振り返ったことは結果としてよかったと思います。話していく中で、「最初にチームに思いを伝えたあの行動が、この結果に結びついていたね」「既存の開発も地道にこなしていたけどこれってよく考えるとすごいよね」「私たちのチームっていわゆる停滞期だったんじゃ?」と、気づけなかったことに気づけたり、うまく言語化することができました。
そして最終的にできあがったものがこちらになります!
変化をチャンスに、停滞期からの脱却を目指したチームの取り組み~継続リリースしながら始める価値探索~

やってみてわかったこと

登壇に慣れた人は、最初から目的を定めてそれに沿った構成を作れるのかもしれません。私は最初に「なぜ登壇したいのか」の目的を忘れて「〇日までに出したい!」「このあたりのテーマを話したい」という現実的な作業にしか頭にありませんでした。今回は以下の行動をしたことで、納得のいく仕上がりになったと思っています。まさにアジャイル!

  • 周りの人(特に何度か登壇経験のある人)に見てもらってフィードバックをもらう

  • 一度立ち止まり、根本の骨組みから考え直す

集中して書き上げたせいか、proposeしたとたんにやりきった気持ちになってしまいましたが実際に登壇して、見てくれた人の意見をもらうことがゴールです。現地で他のセッションも見て、リアルな熱を感じたい!
RSGTは応募数も多く競争率も高いということなので、選考通過することを祈りつつ次のイベントではもっと素敵な発表ができるように日々精進しようと思います!

最後に

もし「この話聞いてみたいな!」と感じてくれたかたは、プロポーザルにLIKEくださると励みになります♡
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