見出し画像

職員採用 ークリニックのお話-

クリニック開業支援の
お手伝いをしている中で
実感していることがあります。

それは、
院長と職員との関係性は、
採用面接のときから
はじまっているということ。

自分がやりたい診療を
サポートしてくれる職員です。

誰でも良いワケではありません。


■ 想いの言語化

クリニックを開業される
医師の皆さんの頭の中には、
開業されるクリニックのイメージが
出来上がっていると思います。

その想いを、
先生以外の人にもわかる様に
言語化して下さい。

これから開業するクリニックを、
どんなクリニックにしていきたいのか。

院長が考えていることを、
院長以外の人がわかるように
言葉にして下さい。

院長の想いを言語化したものが、
クリニックの理念や、
これからのクリニックの方向性になると
私どもは考えています。

院長が大事にしていきたいこと、
どんなクリニックにしていきたいのか。

クリニック開業を考えたときに、
ご自身の想いがあったはずです。

その想いを言葉にして
文章にして下さい。

一緒に働く職員は
誰でも良いワケではありません。

院長の想いや
クリニックの理念に
共感して下さる方を
採っていける様に、
まず想いを言語化して下さい。

言語化したことは、
職員採用にも生きてきますし、
ホームページにも生きてきます。

実は、言語化は
とても大事な作業でもあります。

■ 具体的な人物を思い描く

そして、次に
院長が一緒に働きたい人を
まず具体的にコンサルタントや
採用支援に携わる人に
お聞かせ下さい。

標榜する科目の経験者が良いのか、
そこには拘らず、
新卒でなければ
未経験でも構わないのか。

経験云々よりも、
人柄を重視するのか。

人柄を重視するのであれば、
どんな質問をして確認するのか。
どんな処を見て判断するのか。

そんなことを
共有して頂きたいと
考えています。

院長が一緒に永く働きたいと思える人を
採用していけるように、
複数の目でみていきましょう。

一緒に働く職員は、
院長がやりたい診療を
サポートしてくれる人です。

誰でも良いワケではありません。

■   良い人材が集まる時期

良い人材が集まる時期は、
クリニック開業時です。

“オープニングスタッフ”という文言に
職員の皆さん、惹かれて応募下さいます。

クリニック開業時は、
・院内や設備も新しい、綺麗
・人間関係も最初から
・イチから作りあげていける等々

この辺りが
理由を占めております。

ですので、
クリニック開業時に
クリニックの核となる職員を
採用できれば御の字です。

だからこそ、
院長の考えや想いを言語化して、
周囲にわかるようにして頂きたいのです。

■ ちょっとした工夫

ここからは、
良い人材を採るための
ちょっとした工夫のお話です。

クリニック開業場所の近隣にある
他のクリニックの
給与水準を調べて下さい。

近隣クリニックの
ホームページに採用情報があれば
勤務条件や給与が掲載されている場合もありますし、
採用情報が掲載されていないクリニックであえば、
インターネットで検索してみてもよろしいかもしれません。

例えば、
【地名・標榜科目・職種・雇用形態】。

上記で検索にひっかからないのであれば、
ハローワークにでていないか等
探る方法はあります。

何が言いたいかと云いますと、
自分が望む人を採りたいのであれば、
近隣の地域水準の給与で募集をかけても、
望む人材は採れないかもしれません。

自分が望む人材を採りたいのであれば、
水準よりも、ちょっと高い給与設定を
するのもありだと考えています。

ただ、人件費は経営に直結します。

この辺りは、
先生のブレーンとなっている方々と
相談してみて下さい。

きっと策を講じて下さると思います。

給与を高くするのではなく、
役職手当等で調整するなど。

■    職員に好まれる条件

社会保険の有無です。

社会保険に加入しているか、
していないかで、
職員の応募数も変わってきます。

厚生労働省が
社会保険適用拡大特設サイト
運営しています。

そちらをご確認下さい。

クリニック開業時は、
職員が常時5人以上いる処はあまりないので、
医師国保で対応していくか、
任意適用事業所として社会保険に入るかの
選択が出来ます。

クリニック開業に
応募してくる職員さんは、
新卒の方はほぼおらず、
社会で働いてきた方が
殆どです。

社会保険に加入していた方は、
継続して加入したいと
お考えになるのは事実です。

ただ、社会保険に加入しないと
職員の応募が少ないのか?というと
そうでもないのも事実です。

この辺り、
どうなってんのよ、梅澤!
という声が聞こえてきそうですが、
これも事実なのです^_^

■ 採用面接

クリニック開業時の
職員面接は、
1日で何名もの方と
お目にかかります。

私どもDEPOCが
職員採用のお手伝いするときは、
1名20分で時間設定をしております。

採用面接のときから、
職員との関係性はスタートします。

だからこそ、
面接時に気を付けて欲しいことを
院長にはお伝えしています。

そして、もう一つ
院長にお願いしていることがあります。

クリニックの職員に応募下さった方は、
クリニックの近隣に住んでる方もいますので、
いつ患者さんになるかわかりません。

ですので、採用には至らなかった場合でも
丁寧な対応を心がけ心象を悪くしない様に
私どもDEPOCでは対応しております。

■ 採用後のフォロー

職員の採用が決まったら、
一安心と思ったら、
それは間違いです。

研修が始まるまで、
職員をほったらかしにしていると、
条件の良い処に
逃げてしまう可能性もあります。

(実際逃げ出した人はいませんが)

職員の関心が続く様に、
手を尽くしていく必要があります。

クリニック開業支援コンサルタントが
院長のお手伝いをしていると、
その辺りは、ぬかりがないので、
安心して下さい。

■ 職員採用

クリニック開業時の職員採用は、
先生のクリニックの
診療の根幹を担う部分でもあるので、
とても大事です。

だからこそ、
そこには時間をかけ、
対応していって下さい。

そして、
一緒に働くことになった
職員に対しては
日々のコミュニケーションを
大切にして下さい。

【以心伝心】という
四文字熟語があります。

仕事上での
以心伝心はありません。

自分の思ったこと、
考えたことは、
きちんと相手がわかる言葉で
伝えて下さい。

職員は採用したら終了ではなく、
良い関係性を築いていけるのか?は
院長の姿勢次第です。

ご自身のクリニックで
一緒に働いてくれる職員を
育てていくのも
院長の仕事のひとつです。

ご自身が開業するクリニックです。

一緒に働く職員は
誰でも良いワケではありません。

クリニック開業支援で
お手伝いして実感していることを
書いてみました。

以上

いいなと思ったら応援しよう!

DEPOC 梅澤 (医療系人材紹介エージェント)
医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。